運動会の季節である。今年はコロナで春の学校は延期した
が、秋には行われるようだ。
「赤、白、ガンバレ!」、昔は(今も?)赤と白の二つに
分かれて得点を競ったが、最近は三色、四色などもある。
群馬県では赤城団、榛名団、妙義団の三つに分かれる学校
が多いと言う。いわゆる「上毛三山」である。
この三山、今ちょうど上州(群馬)の中山道を歩いていて
眺める山々である。
海のない群馬県は山への愛着が強いからと言われるが、
長野、山梨など海のない8県の中で、特に群馬県で運動会
のチーム名に山の名前が使われるのは何故か?
関東平野が群馬県の中心に向かって鋭く伸びていること
にある。県の中心部からはどこも、この上毛三山を望む
ことが出来るという訳だ。
更に、昭和初期から使われた学校が多い。世界恐慌で
農村も疲弊した時期。そんな村を精神的にも立て直そうと
郷土教育に予算があてられたことに関係する。
(朝日新聞土曜版「47都道府県の謎」群馬県)より)
因みに、海のない八つの県、全部おわかりだろうか。
最近の散歩から花たち