昨日、その開発秘話を紹介したカシオのG-SHOCK。40年前の
発売から数年間は売上げが低迷した。だが海の向こうのアメリカ
ではあるCMで火が点いた。
アイスホッケーの選手がパック代わりにGーSHOCKを打っても
壊れないというテレビCMだった。早速消防士や警察官に広まり、
スケートボーダーにも「転んでも壊れない」と人気が高まった。
日本にはないアメリカデザインの機種は逆輸入してもすぐ売り
切れた。国内でも、服に合わせて着ける赤や青、白のカラーバー
ジョンが飛ぶように売れ、生産が追いつかないほどとなった。
1984年の発売から数年間は年間1万本だったが、60万本となり、
やがてピークでは600万本も売れた。だが人気というものはいつか
限界を迎えるものだ。続きは次回。
(朝日「けいざい+」から)
桜のある風景(三郷市早稲田公園)