2030年、北海道新幹線の札幌延伸に伴い、通称「山線」と
呼ばれる函館本線、小樽ー長万部間が廃線となり、バス便に
代わる。幹線140キロ余の長さの廃線はかつてないという。
函館本線は、明治13年に部分開通し、明治38年(1905)に
函館-小樽間の全線が開通した北海道最古の主要幹線である。
海沿いを走る室蘭本線(海線)に対する「山線」である。
鉄ちゃん政治学者、原武史が「歴史ダイヤグラム」(朝日
土曜版)で、落語家、林家たい平が「鉄道・絶景の旅」(BS)
でこの「山線」を取り上げていた。
余市の観光名所、福原漁場を訪ねた後の山間部は、明治の
開業以来変わらぬ風景という。廃線まであと8年、小樽から
函館の夜景を目指して、何とか乗ってみたい路線である。