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京田辺市「個別指導塾 時習館」代表の日記

野村忠宏『折れない心』

奈良学園大学のシンポジウムに参加してきました。第1部は野村忠宏さんの
講演会、第2部はパネルディスカッションでした。
こういう講演会は、写真や動画撮影、録音も禁止です。しかし、聞いた話は
せっかくなので何かに残しておきたいと、お話しされた全ての言葉をノートに
残しました。そのうち印象深かった内容について、少し紹介したいと思います。

『出会いに感謝』
お話の中に再三柔道との出会いに感謝したいとの言葉がありました。
野村忠宏さんは自分のおじいさんの柔道場で3歳から柔道を始めらましたが、
柔道は週3回で水泳やサッカー、野球、書道のほか、塾にも通っていたことが
あるそうです。
柔道をとてつもなく愛したおじいちゃんの元で強要されることなく柔道をし、
両親はさまざま触れさせてくれて押し付けず選択肢を与えてくれました。
そして、柔道を選んだということです。
ぜひお子様には出会いをサポートしてあげてほしいとお話がありました。
子供の知っていることは限られているので、出会いのきっかけをつくるのは
やはり親。子供たちには実際に見たり経験するきっかけをつくってあげたい
ですね。

『試合で勝つための練習とは』
野村忠宏さんは大学1年時には校内の予選に勝てず関西の大会に出場すら
できなかったのに、大学4年時にはオリンピックで金メダルをとりました。
この間に「今の努力、練習では強くなれない」と先生に言われたそうです。
試合は1回戦に勝たないと2回戦はないので常に全力で挑むのに、練習では
乱取りを何本すると決まっていれば無意識に力配分しながらやってしまい、
本気の乱取りではなく練習用の乱取りになっているということです。これを
機に意識を変えて自分でもわかるほど成長を遂げたそうです。
勉強でもスポーツでも、ついメニューをこなすだけになってしまいがち、
練習が目的にならないように気をつけたいですね。

『好きな自分でいたい』
試合中の苦しい場面でもあきらめないこと、やると決めたことはやり遂げる
ことなど、自分がこうありたいと思う自分でありたいということだそうです。
そのために、負けたという結果から逃げずに受け入れることなど自分と向き
合うことを続けてこられました。
やっぱり誰しも「好きな自分になりたい」「好きな自分でいたい」という
気持ちはあるはずですし、自分で自分にがっかりしたくはないですよね。
自分と向き合うことを再認識したいと思います。

最初に出会いの話がありました。何がきっかけで将来の仕事が決まるかも
しれませんし、何がきっかけで前向きに勉強に取り組めるようになるかも
わかりません。もしかしたら、何気ない言葉かもしれませんし、この野村
忠宏さんの言葉がきっかけになる人もいるかもしれませんね。
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