自燈明・法燈明の考察

牧場怪談で思う事④

 ここ最近、連日の記事となりますが、牧場の怪談について話を続けます。
 「北野誠のお前ら行くな」の取材で、北野誠氏、中山市朗氏、西浦和也氏、ひぐらしカンナ女史の四名で、2011年に現地に向いました。



 この時には道が相当荒れ果てていて、車でも途中までしか行けないのではないかと思う様な状況だったそうです。

 実はこの三~四年前にも中山氏と北野氏は別の取材で、この山の牧場を訪れていたそうです。その時には直前に台風が来ていた為に、山道が崩れてしまっている様な状況で、山の牧場へは車では進めない状況だったそうです。しかし一人のおばちゃんが山の上から歩いて降りてきたそうで、そのおばちゃんは崩れた山道を、えっちらおっちら上から降りてきた事に、北野氏は驚いたそうです。そのおばちゃんは北野氏一行を見かけると「何してはるのですか?北野さん」と聞いてきたので、北野氏は「ちょっとロケで来ました」と言うと間髪いれずおばちゃんは「この上何も無いよ」と言いました。「この上何も無いいうのであれば、おばちゃんはどこから来たのですか?」と北野氏が聞くと「いや、私は関西電力の検針で」と言ったそうです。「じゃあ建物あるじゃないですか」と言うとおばちゃんは「いや、何も無いよ」と答え、押し問答を幾度か繰り返したそうですが、どうやらおばちゃんは山の牧場までは行ってない様でした。でも電力の検針に来たという事は、やはり上に建築物があるという事だろうと当時は思い、このおばちゃんの事はとても謎に感じたそうです。

 今回も何とか山の牧場まで辿り着き、事務所のある棟や牛舎と思われる棟を見て回りましたが、かなり荒れ果てた状況でした。1990年代よりも牛舎の大きさは拡張されている様にも見え、事務所には階段はありましたが、隣の「住居棟」には二階に上がる階段はありません。またこの二棟の建物の間は荒れた場所であり建物があった形跡もなく、建物の間は7~8メータ程の間隔が空いていて、ここがどの様になっていたのか全く不明な状況でした。

 また従来の牛舎の奥には新た牛舎が造られていましたが、中もそれなりにきれいでコンクリート工事の型枠も残っていたりして、どうも使われた痕跡が見えません。また事務所内にあった「巨石」も無くなっていたり、先の牛舎の奥の部分も崩れている状況で崖となっている等、荒れた感じにも見えました。

 また牧場内の幾つかの場所で写真を撮影してみると、白い光や牛舎の外観を写した写真に黒い影が映り込むなどもありました。

 このDVDの撮影では、テントを持ち込み宿泊する予定であったので、一度、牧場から下って街中で食事を取った後、日が暮れてから牧場に戻ると、牧場近辺が物凄い獣臭がしたそうです。牧場内の牛舎などでは獣臭は無かったのですが、この時にもの凄い獣臭がしたそうです。
 また明るい時にはしなかった獣臭が、事務所内が物凄くなっていたり、その後にはカメラクルーの周辺で獣臭がしたり、また先ほどまで獣臭があったものが消えていたりと、何やら獣臭がロケクルーが移動する先に付いて回る感じがしたそうです。

 またテントに入って少し撮影した後、皆で就寝した時に、中山市朗氏のいびきがうるさかった事から、北野氏が寝れなくなり、取材の車に移動して寝ようとした時には、明るい光を車の外からあてられたり、またテント内で談笑している時には、テントの周辺を何者かが「ザリ、ザリ」と歩き回る音がして、しかもまた獣臭がしたりなど、様々な事があったと言います。このあたりはDVDの映像にも記録されていました。

 翌日、取材を終えて皆で帰る時に、出演者が北野誠氏の自宅に寄ろうという事で自宅に行き、北野氏が自宅の玄関を開けた瞬間にも、自宅の中からもの凄い獣臭がしたそうです。

 北野氏曰く「途中、マクドナルドに寄ったから、牛の祟りやないか」と言っていましたが、何故、自宅にまで獣臭がついてきたのか、全く意味が判らないとも言っていました。

 以上が、山の牧場を取材したDVDの内容ですが、何やら不可思議で謎ばかりの場所であったようです。

(続く)


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