皆さま。新年あけましておめでとうございます。
昨年も様々な事を、このブログでは書かせて頂きました。拙い文書に加え、書いている内容も多岐に渡っております。本年も昨年に引き続き、思い思いの記事を書かせて頂きますので、なにとぞ宜しくお願いします。
さて、この世界にCOVID-19(新型コロナ)のパンデミックが起きてから2年が経過しています。この2年間の間で、世界は様変わりをしてしまいました。卑近な例を挙げると、私は一昨年前の初頭からテレワークに切り替わり、今の仕事場もテレワークが業務の主形態となったので、事務所に行っても自分のデスクは既に無くなってしまいました。おかげで毎日往復4時間の通勤は無くなってしまい、交通費も実費支給で、定期券を購入する必要がなくなりました。
知人に聞くと、主にIT業界では多くの会社がこれに準じた勤務形態になっているらしく、かなりの割合でテレワークが根付いている様です。
またそういう影響もあるのでしょうか、偶に出勤して電車に乗ると、以前の2/3程度の乗車率に感じますが、これによって鉄道会社の収入も減少しているとの事でした。
自宅で仕事をすると、関係者とのコミュニケーションもネットを利用する方式が主流となっていて、例えば関連会社との会議についてもZoomとかMS-Teamsなどのツールを使って行う事が基本となり、非接触で仕事を進める形態にもなっています。だから名刺交換という様な事もなく、連絡は基本、メールでやりとりし、必要ならばリモート会議を行い、必要な時だけ時間を限定して出社や出勤をするという事になっています。
考えてみれば2001年9月11日にアメリカで発生した同時多発テロによって、世界の中では「テロリズム」の脅威が広く言われる様になり、駅などの人が集まる処のゴミ箱なども撤去されたりしましたし、何気に公共の場での警備も強化されました。そして2011年3月11日の東日本大震災で、日本では2万を越える人々が亡くなりました。そして福島第一原子力発電所の事故により、国内では放射性物質が飛散し、福島を中心とした広範囲で高線量の地域が存在する様になり、いまだこの事故の問題は解決せずに存在しています。
そして三年前後半からのパンデミックにより、人々の行動は制限され、手指の消毒やマスクの着用が日常的なものとなり、多くの人は互いに近い距離での接触を嫌がる風潮も広がっています。また今年からはワクチン接種も広く行われていますが、このワクチン接種についてもリスクなどが未だ明確になっていないのも関わらず、まるで義務であるかの様な社会風潮となっています。
少なくとも今世紀に入り二十年以上経過しましたが、二十一世紀という時代は、二十世紀からは想像もつかない出来事に世界は見舞われており、良くも悪くも大きな時代変化の中を、私たちは生きているのです。
この様な状況の中で、個人的に気になっているニュースを幾つか取り上げてみます。
◆米アラスカに「アイスマゲドン」 気温の乱高下で
(2021/12/31 AFP電)
(2021/12/31 AFP電)
このニュースでは、アメリカ最北端のアラスカ州では異常気象による記録的な高温と、豪雨の後気温が低下し、全てが凍結した事態を「アイスマゲドン」と呼び、アラスカ州の運輸局は警告を発しているとありました。
近年では「SDGs(持続可能な開発目標)」という事が言われており、そこには環境負荷を低減する為に様々な事が言われていますが、私が思うにこの様な政治や経済の場で言われる「環境保護」とは、所詮ビジネス用のツールになっている様に思えてなりません。また「京都議定書」では炭酸ガス排出量の制限が謳われていますが、果たしてそのような取り組みで、こういった異常気象が沈静化すると、皆は信じているのでしょうか。
私は地球環境の問題とは、人類の経済活動による影響もありますが、それ以上に地球の動きや太陽活動など、遥かに大きな構造の影響も加味して検討すべきであって、いま人類が取り組んでいる環境保護活動というのは、実効的には何の役にも立っていないと感じています。
(2022/1/1 日本テレビ配信)
これは台湾を巡り中国とアメリカの間の緊張感の高まりを顕す事だと思っていますが、そもそも「台湾」とは中国であったのか、そこについては考えなくてはならないでしょう。
これは台湾を巡り中国とアメリカの間の緊張感の高まりを顕す事だと思っていますが、そもそも「台湾」とは中国であったのか、そこについては考えなくてはならないでしょう。
台湾は「中華民国」とも呼ばれていますが、これは中国共産党が中国本土を掌握した際、それまで中国を代表する「中華民国」の政府が台湾に逃げ込んだという歴史があります。しかし台湾とはそもそも中華民国の領土ではなく、それ以前には日本が統治をしていました。しかしだから元は日本の領土とかいう事ではなく、それ以前には台湾の先住民族が生活していた場所でした。
いま習近平氏が「祖国の統一」と言っていますが、それは中華民国と中華人民共和国の統一を指していると思いますが、この台湾の歴史を振り返ってみると、随分と大国論理による言葉だと感じてしまうのは、私だけでしょうか。
とは言え、2021/7に麻生副総理が「台湾有事で(日本は)集団的自衛権行使も(ありうる)」と発言している事から、今後の台湾情勢について、日本人はもっと緊張感をもって注視すべき状況だと思います。
岸田総理大臣は年頭所感で「改憲は大きなテーマ」と言っていますが、こと日本という国の軍事オプションは未だ問題点が多くあるにも関わらず、もし台湾有事となった場合、自衛隊を始め、日本社会は戦後70年以上に渡り経験した事の無い出来事に直面するかもしれません。そんな状況なのですが、新型コロナのパンデミックでまともに国の舵を取る事の出来ない政治家が目立つ状況で、果たしてどの様になっていくのでしょうか。
その他にも北京冬季オリンピック周辺の事、新型コロナ(COVID-19)の事やワクチン接種、またワクチンパスポートの国際的な動きなど、気になる事には事欠きませんが、一言で言えば、私たちはこれからも当面の間、過去に経験した事の無い変化に晒される事になると思っています。
私たちは、そんな時代をこれから生きて行くのですが、そんな中で私自身で感じた事や考えた事について、このブログでは書き連ねていきたいと思っていますので、今年もよろしくお願い致します。
元旦の夜明けを待つ間にて。