自燈明・法燈明の考察

最近世の中のオカシサが加速してませんか?

 個人的な雑感について、今回は記事を書かせて貰います。

 ここ最近の日本社会って、何かオカシイと皆さんは感じませんか?

 今年初めに起きた能登半島地震。あれにはとても驚きましたが、その被災地である能登半島の復興は未だままならない状況の中、先日には集中豪雨でまるで追い打ちをかけるような災害に能登半島は見舞われてしまいました。

 まずは被災地の方々の無事と、一日も早い復旧を祈る気持ちでいっぱいです。

 またこの夏の酷暑についても、いままでにも増して暑さが厳しい日々が続いていました。本日になり漸く関東地方でもエアコンをそれほど使用しないで一日を過ごせるようになってきましたが、これまでは朝から晩までエアコン無しでは生活できない程の高温の日々が続いてましたよね。私の自家用車には外気温計が付いていますが、たまに運転する時には36℃とか37℃とか、ある時には42℃と表示される日もありました。

 昨年も酷暑が酷かったので、今年はもっと酷くなるのでは無いかと思い、5月頃に我が家では子供部屋のエアコンを新調しておきましたが、これは正解でした。

 こんなに長期にわたり酷暑が続いた年は、今までありませんでしたよね?

 またそれに関係して、関東方面でも激しいゲリラ豪雨が頻発していました。私の親戚の家では、このゲリラ豪雨で落雷し、その誘導雷が家の中を駆け巡ったのか、ブレーカー脇の落雷防止の装置が焼け落ちただけでなく、家電製品も壊れてしまい多額の出費となりました。今までこんな事はありませんでした。

 また台風10号の迷走ぶりによる、長期にわたる大雨で日本各地で記録的な集中豪雨が発生し、被害が多発していました。

 そればかりではありません。

 宮崎県周辺で震度6の地震が発生し、そこから南海トラフ地震の誘発を懸念する気象庁の発表で、何故かお米が一時期、スーパーの店舗から一斉に姿を消しました。一部ではこの南海トラフ地震を心配した一部の人達が米を買いだめした影響とか言われていますが、最近、漸くスーパーの店舗には新米が出てきました。しかしそれは良いのですが、何故か5キロで1000円近く価格が高騰してしまいました。

 ざっと思いつくまま書いてみましたが、今年はこの様な災害に見舞われている様な状況で、以前からある物価高騰に、今後の電気代の値上げの話も出ていて、国民の生活はこれから困窮の度を増していく事が懸念されています。

 この様な災害などで起きる社会の混乱を治める責任は、偏に政治だと思うのですが、岸田総理も辞職する意向を固めるなかで、与党自民党は総裁選挙に現をぬかしている様な状況です。しかしそこには、田中真紀子氏(元外務大臣)も指摘する様に「小粒な候補者」ばかり出て来ていて、既に政権与党に長年居座っていて、その政党の要職者ばかりであるはずが、何故か「耳障りの良い言葉」を連発しているではないですか。今まで与党の要職者にいた人間が、何も対策を講じてこれなかったのい、良くもまあ恥ずかしげもなくこんな耳障りの良い事を言えるものだと呆れてしまいますが、結局、身内で起きた「裏金問題」についても済し崩し的にする姿勢が見え見えで、以前に問題となった統一教会との問題もどこ吹く風。マスコミにもそこを指摘する論者が出てこないばかりか、何故かイベント(お祭り)の様にこの総裁選を取り上げています。

 ここにきて、私は立正安国論の以下の言葉を思い出していました。

「然りと雖も唯肝胆を摧くのみにして弥飢疫に逼られ乞客目に溢れ死人眼に満てり、臥せる屍を観と為し並べる尸を橋と作す、観れば夫れ二離璧を合せ五緯珠を連ぬ三宝も世に在し百王未だ窮まらざるに此の世早く衰え其の法何ぞ廃れたる是れ何なる禍に依り是れ何なる誤りに由るや。」

「(様々な災害に対して、様々な祈りや政治的な対策を講じたとしても)、ただ気を目だけであり飢餓や疫病に迫られ、飢える人達は目の前に溢れ、死人も目の前に溢れている。その屍を物見の台として、壊れた家屋を橋としている様な状況である。昼夜は規則正しく訪れ星の運行も正常であり、仏教は世の中にあって、平城天皇以降、100代の王(天皇)を守護すると言った八幡大菩薩の誓いも有効であるはずが、何故、この様に世の中は廃れてしまったのだろうか。これはどんな間違いがあったというのだろうか。(趣意)」

 私は今でこそ「日蓮仏法万能」という様な思考から脱却できましたが、それでも若い時に必死に活動をしてきたせいで、ついついこの立正安国論を思い出してしまいます。

 私は地球環境を守ろうとか、日本を安寧にし、それを世界に広げようとか、その為に仏法を広めようなんて真面目に考えて四半世紀の間、この日蓮仏法を信じてきてしまいました。
 でも考えてみれば、日本の人達も、今世紀初めの小泉政権の時に打ち出された様々な「構造改革」を信じ、それを行えば日本社会はより盤石だと一時期は信じていた人もいるであろうし、これまで四半世紀の間、自分達が正しいと思う生き方をしてきた人達が多くいたと思うのですが、どうでしょうか?

 しかし結果として、地球環境の変化は留まる事を知らず。日本のGDPは既にOECD(経済協力開発機構)の加盟国の中では下位となってしまい、国際的には「発展途上国」と同じになってしまっています。またそればかりではありません。日本国内には多くの移民が流入し始め、中国人などが日本に来ては生活保護を申請し、そこで高額治療を受けて居たり、クルド人などは川口市でコロニーをつくる勢いで増加しています。

 一体全体、どういった事なんでしょうか。

 また最近では何気にきな臭い話も出て来ていて、日本国内では表出していませんが、日中間の緊張感も何気に上がってきている様に見えますよね。先日、中国の深圳市で起きた日本人児童の殺傷事件の事で、ネットでは様々な話題が飛び交っています。また本日、北海道の礼文島でロシア軍機が3回に渡り領空侵犯を起こし、自衛隊機はフレアで対応したと言う報道までありました。

 何か日本も嫌な方向に動いている気配がしますが、世界に眼を向けてもイスラエルがレバノン南部に空爆をしかけ、そのレバノンにはイランを後ろ盾とする武装組織ヒズボラがいますが、そのヒズボラの戦闘員のポケットベルが一斉に爆発し死者と多くの負傷者が出ています。

 こういった一連の出来事を考えてみると、自分なりに思う事が多くありますが、今の段階ではまとめ切れていません。ちょっとこういった事について、もう少し思索を深めながら考えてみたいと思っています。


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コメント一覧

jitou_houtou
@perfectwin コメントありがとうございます。未萌を知るを聖人と申す。という、日蓮も引用した有名な言葉がありますが、この現在の状況をヤバいと感じる感性を持つ人が、今の日本では少ないですよね。そこが危機的かと思うのです。
perfectwin
仰る通りだと思います。
日本だけではなく世界中ですね。
地球そのものがおかしいです。
と言うより、地球が怒っているなと私は感じています。
でも、それはおそらく人間の責任。
そして、さらにオカシクなっていく気がします。
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