スペインの北朝鮮大使館で襲撃事件 情報機器奪われる
【パリ】スペインの首都マドリードにある北朝鮮大使館が先週、襲撃を受け、スペイン警察が捜査を開始したことが
分かった。27日、スペイン各紙が報じた。館内のコンピューター機器が奪われた可能性があるという。
コンフィデンシャル紙(電子版)によると、事件が起きたのは22日。数人の男が大使館に押し入り、少なくとも
4時間にわたって館員を縛り、館内を荒らした。女性の1人が外に逃げ出し、叫び声に気づいた住民が警察に通報した。
女性は北朝鮮籍で軽傷を負っており、通訳を介して警察の聴取を受けた。大使館は被害届を出していないという。
駐スペイン北朝鮮大使は2017年、北朝鮮によるミサイル発射や核実験の後、スペイン政府に国外退去を
命じられている。
https://www.sankei.com/world/news/190228/wor1902280029-n1.html