米首都デモに黒人過激組織「新ブラックパンサー党」が参加
6/9(火) 9:18 Sankei Biz
ワシントンのホワイトハウス前のデモに参加した新ブラックパンサー党の構成員ら（７日、黒瀬悦成撮影）
【ワシントン＝黒瀬悦成】米中西部ミネソタ州での白人警官による黒人男性暴行死事件を
受けた首都ワシントンでの抗議デモに、１９６０～７０年代に米国内で武装闘争を展開した
黒人解放過激派組織、ブラックパンサー党の流れをくむとされる「新ブラックパンサー党」
が参加していることが分かった。
ワシントンのホワイトハウス前のデモ現場で組織の構成員が８日までに産経新聞に
明らかにした。
構成員によると、組織は６日から首都でのデモに参加した。組織の人数や、全米で
起きた暴動に関与したかなどは答えなかった。
バー司法長官は４日の記者会見で、極左勢力「アンティーファ」（ＡＮＴＩＦＡ）を
含むさまざまな主張の過激勢力がデモに入り込み暴力を扇動しているとして警戒を強めて
いる。
新ブラックパンサー党は１９８９年に設立。反白人・反ユダヤ主義を掲げ、
２００８年の大統領選では幹部らが東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの投票所前に
陣取り、白人有権者に嫌がらせを行う事件を起こした。１６年には元構成員が南部テキサス
州ダラスで警官５人を射殺した。
米政府の公民権委員会と複数の米人権団体は新ブラックパンサー党を人種差別団体に
認定している。
黒人男性の死に抗議する新ブラックパンサー党のメンバー＝７日、米ワシントン（ロイター）
First as I have pointed out a few times there is the New Black Panther Party. A designated hategroup with a long history of nationalism and racist ideology. They formed in 1989 and have been a problem ever since. They are based in Atlanta. https://t.co/0vYQnyTF8E
— 🛡Wolf The Red🗡✊🏿 (@WolfTheRed) June 9, 2020