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中国最大の超大作が大コケ 映画『阿修羅』、初週で公開停止

2018-08-06 17:16:55 | 中国・中国共産党・経済・民度・香港

中国最大の超大作が大コケ 映画『阿修羅』、初週で公開停止

2018年7月18日 5:45 発信地:北京/中国    AFP
 
 

【7月18日 AFP】中国映画史上最大の予算を投じ製作されたファンタジー映画『阿修羅(Asura)』が、

歴史的な興行不振を記録し、公開初週の週末に上映が打ち切られる事態となった。

 

 アリババ影業集団(アリババ・ピクチャーズ、Alibaba Pictures)が製作した同作は、チベット仏教の神話に着想を

得た壮大な3部作の第1部として、13日に公開された。製作の背景には、伝統的な中国文化を題材とした作品を推奨する

中国当局の働き掛けもあった。

 

 国営メディアは、製作費が7億5000万元(約126億円)だったと報じている。これまで中国で製作された大作映画の

大半は、この半分の予算で製作されていた。

 

 映画チケット販売サイト「猫眼電影(Maoyan)」によると、初週の週末興行収入は4900万元(約8億2500万円)

余りにとどまった。同作のソーシャルメディア公式アカウントは15日、同日午後10時をもって映画館での上映を

打ち切ると発表した。

 

 米ドル換算した推定損失額は1億600万ドル(約116億円)で、興行成績分析サイト「ボックス・オフィス・モジョ

(Box Office Mojo)」によると世界映画史上5位に入った。過去最大の赤字作品は1億2500万ドル(約140億円)の

損失を出した『シンドバッド 7つの海の伝説(Sinbad: Legend of the Seven Seas)』とされている。

 

 国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、本作は製作に6年を費やし、映像面に多額の予算を投入。

上映時間141分のうち2400シーンに特殊効果が使われているという。

 

 香港のドル箱スター、レオン・カーフェイ(梁家輝、Tony Leung Ka-fai)やカリーナ・ラウ(劉嘉玲、Carina Lau)

を起用した他、「ロード・オブ・ザ・リング(Lord of the Rings)」シリーズの衣装を担当しアカデミー賞

(Academy Awards)に輝いたデザイナーのナイラ・ディクソン(Ngila Dickson)といった大物外国人スタッフも

参加した。

 

 それでも、中国で最も影響力の大きいレビューサイト「豆弁(Douban)」での評価は10点満点中わずか

3.1点となっている。あるユーザーは、「おぞましい! 単なる糞便の壮大な山だ!」とコメントした。


第69回ベネチア国際映画祭で写真撮影に臨む俳優のレオン・カーフェイ(2012年8月31日撮影)


香港映画祭のレッドカーペットで写真撮影に臨む女優のカリーナ・ラウ(2016年4月3日撮影)


中国の人気俳優ウー・レイ


《阿修羅》先導預告片-欲海尋人篇


 


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