ケニア大統領を「猿」呼ばわり、中国人の男を国外退去処分
2018年9月6日 23:51 発信地:ナイロビ/ケニア AFP
ケニア首都ナイロビで記者会見するウフル・ケニヤッタ大統領(2018年8月30日)
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【9月6日 AFP】ケニアで、同国在住の中国人実業家が人種差別的発言を繰り返す動画がソーシャルメディア上で広まり、
ケニア政府は6日、この男を逮捕したと発表した。
ケニア移民局によると、逮捕されたのはリュウ・ジャクイ(Liu Jiaqi)という名の中国人で、国外退去の手続きが
行われているという。
ツイッター(Twitter)などで共有された2分半の動画には、従業員と口論になったとみられるこの男が
人種差別的な暴言を繰り返す様子が捉えられている。
この中で男は、「ケニア人は皆、猿みたいだ。(大統領の)ウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)だってそうだ。
一人残らず」と発言。
従業員が、そう感じるなら「中国へ帰る」べきだと言うと、男はさらに「ここは合わない。ここは嫌いだ、
猿みたいなやつらもそうだ、話したくもない。臭くて貧乏でばかで黒い。嫌いなんだよ。どうして白人みたい
じゃないんだ、米国人みたいじゃないんだ?」とまくしたてた。
その後、ケニアに居る理由はただ「金が大事」だからだと言い放った。男の職業は、動画からは不明。
これを受けて一部のケニア人からは、国外退去処分で済まさず訴追すべきだいう声も上がっている。