プーチン大統領、北朝鮮に制裁発動
2017年10月17日 01:24 SPUTNIK

プーチン大統領は北朝鮮に対する一連の制限に関する国連安全保障理事会決議案を履行するための措置についての
大統領令に署名した。
北朝鮮によるミサイル・核実験実施を受けて、プーチン大統領は制裁を適用する旨の大統領令に署名した。
ロシアの法的情報の公式インターネットポータルに掲載された大統領令は、2016年11月31日に採択された国連安保理決議
第2321号を受けて署名された。
決議に従い、北朝鮮の禁止プログラムの発展ないし資源供給を防ぐため、各種分野における同国との提携を制限する追加的な
国際制裁が課される。
大統領令には「朝鮮民主主義人民共和国を代表する人物ないしグループとの科学技術的協力は中止すべきである」とある。
大統領令には北朝鮮の核計画もしくは弾道ミサイル計画実施に過去に関与していた、ないし関与している個人と法人のリストが
挙げられており、制限の対象になる。その中には高官や北朝鮮の銀行、一連の商社、企業が含まれている。
貿易経済分野では北朝鮮の銅、ニッケル、銀、亜鉛購入が禁止されている。
輸送分野での提携に追加の制限が課される。
北朝鮮への新たなヘリコプターや船舶の供給が禁止される。さらに、北朝鮮が所有ないし管理しているすべての船舶から
国家登録を抹消する必要がある。加えて、国連加盟国領内における北朝鮮の航空機や船舶の検査措置が厳格化される。
さらに、医療分野の交流を除いて北朝鮮の個人やグループが関与する科学技術協力が中止される。
また、北朝鮮との輸出入が禁止されている製品や技術のリストに変更が加えられた。タペストリーや絨毯、磁器などの奢侈品も
禁輸対象に含まれている。
大統領令は10月14日、署名日から効力を発する。