EMERALD WEB≪拝啓 福澤諭吉さま≫

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< Memorials>イチローメジャー3000安打への歩み(フォト)・記者会見

2016-08-09 09:57:35 | memorials

イチローメジャー3000安打への歩み

米大リーグ・マーリンズのイチロー選手が、メジャー通算3000安打を達成した。2001年にマリナーズで初打席に立ってから、ヤンキース、マーリンズと

チームを変えながらも活躍してきたこれまでの歩みを写真で振り返る。

2000年11月、マリナーズへの入団を発表し、笑顔を見せるイチロー(京都市内)=共同

2001年4月、大リーグ初打席に立つマリナーズのイチロー(シアトル)=共同

2001年4月、大リーグ初安打を放つマリナーズのイチロー(シアトル)=共同

2001年4月、大リーグ初安打で出塁したマリナーズのイチロー(シアトル)=共同

2003年5月、大リーグ通算500安打を放つマリナーズのイチロー(デトロイト)=共同

2003年7月、オールスターの守備練習中にヤンキースの松井(左)と談笑するマリナーズのイチロー(シカゴ)=AP

<2004年>

2004年10月、レンジャーズ戦でシーズン258安打の大リーグ新記録をマークしたマリナーズのイチロー。

この年に262安打まで記録を伸ばした(シアトル)=共同

2004年10月、大リーグ新記録のシーズン258安打を達成し、チームメートの祝福を受けるマリナーズのイチロー。

この年に262安打まで記録を伸ばした(シアトル)=共同

2004年10月、レンジャーズ戦でシーズン262本目の安打を放つマリナーズのイチロー(シアトル)=共同

<2005年>

古巣オリックスの仰木監督(右)と談笑するイチロー

2005年6月、デビルレイズの野茂(右)と対戦したマリナーズのイチロー(シアトル)=共同

2005年6月、大リーグ通算1000安打を放つマリナーズのイチロー(シアトル)=共同

<2006年>

2006年3月、第1回WBCの優勝トロフィーを手にするイチロー(サンディエゴ)=共同

<2007年>

2007年7月、大リーグ通算1500安打を放つマリナーズのイチロー(シアトル)=共同

<2009年>

イチローの自主トレに飛び入りした川崎

2009年3月、WBC決勝の韓国戦で決勝打を放つイチロー(ロサンゼルス)=共同

2009年9月、大リーグ通算2000安打を放つマリナーズのイチロー(オークランド)=共同

<2010年>

2010年9月、10年連続200安打を達成し、観客の声援に応えるマリナーズのイチロー(トロント)=共同

<2012年>

2012年6月、大リーグ通算2500安打を放つマリナーズのイチロー(フェニックス)=共同

2012年7月、ヤンキースへの移籍が決まり、マリナーズの本拠地セーフコ・フィールドで記者会見するイチロー(シアトル)=共同

2012年7月、ヤンキース移籍後初打席を前に、ヘルメットを脱いでマリナーズファンの声援に応えるイチロー(シアトル)=AP

2012年7月、ヤンキース移籍後初安打を放つイチロー(シアトル)=共同

2012年9月、試合勝利をジーター(左)と喜ぶヤンキースのイチロー(ボルティモア)=共同

2012年10月、地区優勝を果たしジーター(左手前)とシャンパンファイトするヤンキースのイチロー(ニューヨーク)=共同

<2014年>

2014年2月、キャンプ中に臨時コーチの松井秀喜氏(右)と談笑するヤンキースのイチロー(タンパ)=共同

<2015年>

2015年1月、マーリンズへの入団会見で、背番号「51」のユニホームを披露するイチロー(東京都内)=共同

2015年4月、バントでマーリンズ移籍後初安打を決めるイチロー(マイアミ)=共同

2015年10月、フィリーズ戦で大リーグ初登板したマーリンズのイチロー(フィラデルフィア)=共同

<2016年>

6月、日米通算4257安打を放つマーリンズのイチロー(サンディエゴ)=共同


3000本安打達成

 

イチロー ベンチで男泣き 感動の声「朝からウルっ」「尊い」

 8月8日(月)8時48分スポーツニッポン

米大リーグ、マーリンズのイチロー外野手(42)は7日(日本時間8日)、コロラド州デンバーで行われたロッキーズ戦に「6番・中堅」で8試合ぶりに先発出場、7回の第4打席で右越え三塁打を放ち、メジャー史上30人目の通算3000安打を達成した。

 観客の大声援に包まれながら、ゴードンやスタントンらチームメートと抱擁。マシスの中前打で生還しベンチに戻っても歓声がやむことはなかった。

 ベンチに座り戦況を見つめるイチロー。クールな様子は変わらないが、サングラスの下から頬をつたう涙をさりげなくぬぐった。

 イチローの様子にネット上でも感動の嵐。「こちらも朝から涙が出た」「尊い涙」「この涙が毎日の緊張を物語っているのでは」「涙が偉大な記録を証明」「サングラスで涙を隠すのがイチローらしい」などの声があがった。


イチロー、3000安打達成の会見全文(2016.08.08)

 

マーリンズのイチロー外野手が7日(日本時間8日)の敵地ロッキーズ戦でメジャー史上30人目の3000安打を達成した。試合後には記者会見を行い、穏やかな表情で偉業について振り返った。

 

【試合後会見】イチローが語る3000安打FULL【MLB】

 

 

史上30人目の偉業達成、イチローが試合後の会見で語ったこととは…

 マーリンズのイチロー外野手が7日(日本時間8日)の敵地ロッキーズ戦でメジャー史上30人目の3000安打を達成した。試合後には記者会見を行い、穏やかな表情で偉業について振り返った。

イチロー3000本安打達成 日本向け記者会見

 

  3000安打到達までの苦悩や、恩師の故・仰木彬元オリックス監督への思い、そしてチームメートやファンへの感謝の気持ち。イチローは3000安打という金字塔に到達して何を感じたのか。

――3000安打を達成した率直な気持ちから。

「この2週間強、ずいぶん犬みたいに年取ったんじゃないかと思うんですけど、あんなに達成した瞬間にチームメートたちが喜んでくれて、ファンの人た ちが喜んでくれた。僕にとって3000という数字よりも僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んくれることが、今の僕にとって何より大事なことだという ことを再認識した瞬間でした」

――高く上がった打球。本塁打を狙ったのか?

「いやいや、全く狙ってないですよ。そりゃイメージでは、ホームランになったらいいなとかね、考えますけど、そんなに甘いもんではないというのも分 かっていますし、ただ打球が上がった瞬間は越えてほしいと思いました。ただ、結果的には、三塁打で決めたというのはポール・モリターと僕ということだった ので、結果的にはそのほうが良かったなというふうに思いました」

――116本目の三塁打で、福本豊さんの日本記録を抜く一打となった。

「そうでしたか。あぁ。まぁ福本さんですからね。ごめんなさい、としか言えないですよ」

「2年くらい遅いですよね。感触としては。ずいぶん時間がかかったな」

――三塁にベンチからチームメートが少しずつ近づいていった。どんな気持ちだったのか?

 「どういう形になるのかっていうのは僕にも全く想像できなかったわけですから、おそらく一塁の上で達成するなと。達成するなら多分シングルヒットだろうなという風に確率としては思っていたので、チームメートに労力をかけなくてよかったなと思います」

――27歳でのデビューは3000安打到達者でも最も遅い。そこからここにたどり着いたことについては?

「そのことはそんなに僕の中では大きなことではないんですけれども、2年くらい遅いですよね。感触としては。ずいぶん時間がかかったなという感触です」

――2998安打になってから、9日間進められない状況。でも、いつも敵地でも素晴らしい迎えられ方をした。どんな気持ちで毎日を過ごしていたのか?

「セントルイスから球場の雰囲気、ファンの人たちが特別な空気を作ってくれて迎えてくれたことから始まったんですけど、ずいぶん長い時間、まぁホー ムで決めるというのがなんとなく人が描いたイメージだったと思うんですけど、なかなかそんなうまくいくわけもなく、それも分かっていたことですし。でも、 これだけ長い時間、特別な時間を僕にプレゼントしてくれたっていう風に考えれば、この使われ方もよかったなというふうに今は思います」

――その時はそういう風に思えないこともあったと思いますが。

「人に会いたくない時間もたくさんありましたね。誰にも会いたくない、しゃべりたくない。僕はこれまで自分の感情をなるべく殺してプレーをしてきたつもりなんですけども、なかなかそれもうまく行かずという、という苦しい時間でしたね」

「3000を打ってから思い出したことは、このきっかけを作ってくれた仰木監督」

――イチローさんのヒットには全て意味がある。ただ打ってきただけでないと感じているが、そのことについては?

 「ただバットを振って……まぁバットを振ること、それ以外もそうですよね。走ること、投げること。全てがそうですけれども、ただそれをして3000 本はおそらく無理だと思いますね。瞬間的に成果を出すことはそれでも出来る可能性はありますけども、それなりに長い時間、数字を残そうと思えば、当然、脳 みそを使わなくてはいけない。まぁ使いすぎて疲れたり、考えてない人にあっさりやられることもたくさんあるんですけど、でも、それなりに自分なりに説明は できるプレーをしたいというのは僕の根底にありますから、それを見ている人に感じていただけるなら、とても幸せですね」

――イチローさんはよく感謝という言葉を使います。この3000本を打ったこの日に、感謝という言葉をどなたに伝えたいか?

「それはありきたりになってしまいますよね。これだけ長い時間いろんな場所から集まってくれて、それはもう今さら言うまでもないですよね。でも、 3000を打ってから思い出したことは、このきっかけを作ってくれた仰木監督ですね。神戸で2000年の秋に、お酒の力を使ってですね、僕が口説いたんで すけど、その仰木さんの決断がなければ何も始まらなかったことなので、そのことは頭に浮かびました」

――イチローさんほど野球を好きな選手はいないんじゃないかと感じる。どうしてそんなに野球を好きでいられるのか。

「そんなこと僕に聞かれても困りますけどねぇ。どうでしょう……うまくいかないことが多いからじゃないですか。これはもし成功率が7割を超えなくて はいけない競技であったら、辛いと思いますね。3割で良しとされる技術なんで、まぁ打つことに関しては。これはもういくらでも自分の『志』と言ったら ちょっと重いですけども、それさえあればその気持ちが失われることはないような気がしますけどね」

「もう少し感情を無にしてきたところを少しだけ見せられるようになったらいいな」

――3000安打は通過点。これから何を大事にしながら野球を続けていくのか?

 「けっこうしんどかったですからね。特にこの何日かは。その僕の中でまだまだこれから、という気持ちがあったら、それは残念なことだと思うんですよ ね。まぁこの先は、子供の時のようにとは、そこまではもちろん行くことは出来ない。プロである以上。それは不可能なことですけども、その時の立場というの も影響しますけども。今まぁ4番目の外野手というポジションなので。もう少し感情を無にしてきたところをなるべく嬉しかったらそれなりの感情、悔しかった ら悔しい感情を少しだけ見せられるようになったらいいなというふうに思います」

――アメリカでは3000安打は偉大なレジェンドの仲間入りを意味する……。

「レジェンドって何か変な感じですよね。よく最近聞きますけどね。レジェンドって何か馬鹿にされたみたいでね」

――イチロー選手にとって3000本達成はどういう意味を持つものなのか?

「これはみなさんもそうですけど、これだけたくさんの経費を使っていただいて、ここまで引っ張ってしまったわけですから、本当に申し訳なく思ってい ますよ。そりゃもうファンの方たちの中にもたくさんいたでしょうし。そのことから開放された思いの方が……思いのほうがとは言わないですけど、そのことも たいへん大きなことですね。僕の中では。普段そこにあった空気がなんとなく乱れていたっていうのも感じていましたし、明日から平穏な日々が戻ることを望ん でいます」

―― 一般の人間には達成感が今後の目標に向けての邪魔になる。3000本の達成感をどうやって消化して次の目標に進んでいくのか?

「え、達成感って感じてしまうと前に進めないんですか。そこが僕にはそもそも疑問ですけど、達成感とか満足感っていうのは僕は味わえば味わうほど前 に進めると思っているので、小さなことでも満足感、満足することっていうのはすごく大事なことだと思うんですよね。だから、僕は今日のこの瞬間とても満足 ですし、それは味わうとまた次へのやる気、モチベーションが生まれてくると僕はこれまでの経験上信じているので、これからもそうでありたいと思っていま す」

――4年後の東京オリンピックに野球が復活したが、野球人としてどう思うか?

「どういう形で復活するのか、ということによるんじゃないですか。オリンピックは、これは僕の意見っていうことですけど、昔から変わらないことです ね。アマチュアの最高の大会であるべきだ、っていうふうに僕は思っているので。WBCという大会が世界大会としてもう一つあるんですけど、これはプロがベ ストのチームですね、プロを含んだベストのチームで戦うべきっていうのが僕の考え方ですね。オリンピックはやっぱりアマチュアの最高の大会であってほしい なっていうふうに思います」

「次こういう状況が生まれるとしたら、4000(安打)しかないですからね」

――到達までに苦しんだ印象があるが、それは何が影響したか?

「代打じゃないですか? 代打。それはしんどいですよ。ただでさえ代打ってしんどいですからね。この状況で代打で結果が出ないっていうのは、ダメージ大きいですよ」

――代打で結果が出ないということは、精神的にダメージが倍加するか?

「倍かどうかわからないですけど、重いですね。それなりに僕も、切ったら赤い血が流れますから。緑の血が流れてる人間ではないですから。感情ももちろんあるし、しんどいですよ」

――3000安打は通過点だと思うが……。

「僕は通過点とは言ってないですよ。ゴールとも言ってないけど」

――この次はどういったことをゴールに置いて進んでいくか?

「どうかなあ? 次こういう状況が生まれるとしたら、4000(安打)しかないですからね。そこまではなかなかですから。まあでも200本を5年や ればね。なっちゃいますからね。どうっすかねえ? 3000っていうとみんな、ホール・オブ・フェイム(野球殿堂)とつなげることが多いと思うんですけど も、僕にとっては将来そんな、いつの日のことか分からないことよりも、まあ明日の試合に出たいっていうことが大事なことだということですね」

――昨年と今年と残っている数字に違いがあると思うが、オフの期間にどういったことを変えたのか?

「わかりやすい数字の目標があったので、それはいつの段階でかっていうのはわからないですけども、今シーズン中にやりたいというふうには思ってまし た。あのローズおじさんの記録と、この3000っていうのはわかりやすい数字だったので。でも、春の段階ではどういう起用のされ方か、まったくわからない 状況でしたから。ざっくりとそういうものがあったという程度ですね」

「ヒットをがむしゃらに打とうとすることがいけないことなんじゃないかって混乱した時期があった」

――技術の見直しなどということも?

 「技術は毎年、特に打つことに関しては変えることはあって、それがうまくいくこともあるし、そうじゃないこともあるし。すごく繊細な技術ですから、 打撃というのは。ただ、例えば走ることとか投げることっていうのはわかりやすく計ることができますよね。それを見た時に、例えば走ることとかっていうのは 明らかに速くなってしまっているので、その諦めることはできないですよね。これはスピードも落ちてしまったとかっていうのなら、なんとなくそれなりにあの 人も時間が経ったんだなとかっていう、それはわからなくもないですけど。残念ながらスピードは上がってしまっているので、打つことだけが能力が落ちるって いうことも考えにくいというふうに僕の中ではつなげていましたけどね」

――肉体的な部分が変わらないとして、年齢を重ねることで精神的な部分と一致することも多くなってくると思うが?

「若くないとは言ってないですけどね。今も」

――その状況が一致してくるということに関してはどう思うか?

「一致してることもあるし、してないことも多いですよ。だってしてないから、こんなに経費を使わせてしまったわけですからね」

――16年間、これだけの変化があった中で、その中でこれだけは変えなかったという軸となるものはなんだったのか?

「ある時から、先ほども言いましたけど、感情を殺すことですね。このことはずっと続けてきたつもりです。今日、達成の瞬間もすごくうれしかったんで すけど、途中ヒットをがむしゃらに打とうとすることがいけないことなんじゃないかって僕は混乱した時期があったんですよね。そのことを思うと、今日のこの 瞬間、当たり前のことなんですけど、いい結果を出そうとすることがみんなも当たり前のように受け入れてくれていることが、こんなことが特別に感じることは おかしいと思うんですけど、僕はそう思いました」

――しんどいという中で、久しぶりの先発を告げられた時の気持ちは?

「昨日のゲームの直後ですね。伝えられたのは。ただ何番かは伝えられなかったので、そこも教えてよと思いました」

――そのことを伝えられて。

「ひょっとしたら1番じゃないかなって思ってたんですよね。ディートリックが昨日途中で出ましたけど、休んでいたので、ディー(ゴードン)を休ませ てひょっとしたら僕が1番、そんな粋なことをやってくれるのかなと思ったら、そうではなくて。まあ粋という概念がないですからね。それはちょっと期待しす ぎたということでしょ」

達成後の打席は「できればホームランを打とうと思いました」

――モリター監督が3000安打に近づくにつれて今までとは違う重圧を感じて、その先にはとてつもない快感があったと話していたが、これまで達成してきた記録と比べて違うものは感じたか?

 

「それはあるんですけど、そもそも毎日先発で出て、5打席、毎日立った中で、じゃあ10試合結果が出ないことと、その代打で1打席ずつ、同じ10日 間でもまったく意味が違うことなので、実はそのこれくらいのことはあるよねっていう感じだったんですよね。僕の中では。まあしんどいですけど。当然、普段 とは違う精神状態に追い込まれて、勝手に自分で追い込むんですけど、追い込んだ中で結果を出すことが難しいのはわかっていますから、まあ当たり前のことが 起きた、考えられることが起きたということなんですよね。明日からのことわからないです。ただ、そうなるんだろうという推測はしますけど」

――今日の試合で感情の振れ幅というのは大きかったと思うが、一番振れた瞬間というのはどういうものだったか。

「この国には、さっきも言いましたけど、粋という概念がない中で、でも察するという概念はあるんだなというふうに感じていて、みんな察してくれてる んだって。1打席、2打席、3打席と終わった時に誰も何も言わないんですよ。それがうれしかったですね。みんな口にしなくても、言葉にしなくてみんなわ かってくれてる。だからこそ結果を出したいという気持ちがもっと強くなるし、まあでも誰も声をかけなかったというのは本当にうれしかったです。だからま あ、あのヒットが出た時は、当然そのギャップがあるわけですから、みんなのあの顔を見た時はすごく安心しました」

――これまで記録を達成してきた時は、必ずその試合か次の打席で次の1本というのを放ってきたと思うが、3000安打を達成した次の打席の気持ちというのはどういうものだったのか?

「仰るとおりです。打ちにいきました。できればホームランを打とうと思いました。(カウント)3-1から狙いにいきました。で、3-2のカウントに なって、おそらく3000を達成していなければ、体が反応して打ちにいったと思います。それで凡打になったと思います。ファウルもしくは凡打です。あれを 打ちにいくのをやめたことっていうのは、3000を打ったことによってそうさせたんだと言えると思います」

――3001本目が持ち越されたが、それはマイアミのファンの前で打つことになるが、そこについては?

「それは3001本も3002本もそうなんですけど、これはもし今日3001本を打ったとしても、3002本目はそうなるわけで、そこにあまり大きな意味はないかもしれないですね。その数に」

――マイアミのファンに向けたメッセージと。

「次のヒットがそういうメッセージであるということは想像していますけれども、それもごくごく普通のことといえば普通のことですよね。ロードで達成 して、ホームに帰って。次どういう起用のされ方かわからないですけど、次に立つ1打席というのはまた違う意味で特別なものになるというふうに想像はしてい ます」