未確認の飛行物体が軍事境界線を南下、韓国軍が警告射撃
2017/05/23 18:05 朝鮮日報
韓国軍の合同参謀本部(合参)は23日「きょう午後4時ごろ、江原道鉄原地域で未確認の飛行物体の航跡が軍事境界
線を南下していることが確認されたため、手続きを踏んで警告放送と警告射撃を実施した」と発表した。
23日に合参が明らかにしたところによると、未確認の航跡は識別がなされておらず、正確な内容は分析中。合参の関
係者は「韓国軍では対空監視を強化し、警戒態勢を維持している」と語った。
韓国軍はK3機関銃でおよそ90発の射撃を行い、この飛行物体はすぐさまレーダーから消えたため、追跡中だと合参
側は説明した。
K-3機関銃[聯合ニュース資料写真]
韓国軍当局では、問題の飛行物体は北朝鮮軍の無人機の可能性があるとみて、正確な経緯を調べている。しかし、
レーダーに捕捉された飛行物体の速度は、無人機の飛行速度よりは遅かったという。
韓国軍では、北朝鮮軍が韓国側の備えを試すため意図的に飛行物体を送り込んだ可能性があるとみて、北朝鮮軍の
動向を鋭意注視している。
北朝鮮からの飛行物体が軍事境界線の上空を越え、韓国軍が対応射撃を行ったのは、昨年1月以来のこと。
2016年都羅山展望台に出現した北無人機<<聯合ニュースTV提供>>