旭日旗の五輪会場持ち込み禁止を韓国国会が決議。 すべての国際行事でも要求
2019.9.30 21:26 産経新聞
【ソウル】韓国国会は30日、来年夏の東京五輪・パラリンピックで、旭日旗の競技場への持ち込みを
禁止するよう国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会に求める決議を採択した。
決議は、五輪開催期間とその前後に、旭日旗のほか、旭日旗を描いたユニホームや応援グッズの
競技場への搬入や、これらを用いた応援の禁止を求めるという内容だ。
また、国際社会に対して「旭日旗が持つ帝国主義的な意味を積極的に知らしめ、国際競技大会だけで
なくすべての公式的な国際行事で旭日旗が使用されないよう、積極的な外交努力を注ぐこと」を
韓国政府に促すとしている。
決議案は、出席議員199人中、賛成196人、棄権3人で通過した。
イ・サンホン議員、世界各国オリンピック委員会に「旭日旗」使用禁止要請
2019-09-30 12:47 東亜日報(朝鮮語)
IOC登録206の国のオリンピック委員会の中で204カ国に意見書伝達
国会文化体育観光委員会、共に民主党イ・サンホン議員は30日、全世界のオリンピック委員会に
2020年東京オリンピックで「旭日旗」使用禁止などを要請する内容を含む意見書を伝達した、と
明らかにした。
これは最近、日本が来年開催予定の東京オリンピックで戦犯旗である旭日旗使用を事実上容認する
ことによって各国オリンピック委員会にその不当性を知らせ、旭日旗使用禁止のための全世界的世論を
形成するためだ。
今回の意見書は、国際オリンピック委員会(IOC)加入206カ国オリンピック委員会(NOC:National
Olympic Committee)の中で韓国と日本を除く204委員会に英文Eメールを発送した。
意見書には日本旭日旗はナチのハーケンクロイツと同じ意味で韓国・中国など日本と戦争を体験した
国は使用禁止を強力に要請しているという内容が入れられた。
イ議員は意見書で「2020年東京オリンピックで旭日旗使用を防ぐために政府はずっと努力しているが、
状況が簡単でないのは事実。意見書伝達などの試みを続けて全世界的の関心を誘導し旭日旗使用禁止の
ための国際的共助を引き出すことができる」と強調した。
一方、イ・サンホン議員は去る23日にも204カ国オリンピック委員会に旭日旗使用禁止の必要性に
対する同意を求める質問をEメールで送った。30日現在、204カ国中73カ国が読んだだけで返事や
回答はない。