英、シリア攻撃参加を拒否
2018年04月11日 20:46 SPUTNIK
メイ英首相がトランプ米大統領に対し、シリアで行われた可能性がある化学攻撃のより多くの証拠を求めたと、
タイムズ紙が伝えている。
同紙は、「メイ首相は昨日、トランプ大統領に対し、英国にはシリアへの軍事攻撃に同調する前に、アサド体制が実行した
可能性がある化学攻撃のより多くの証拠が必要だ、と述べた」と報じている。
同紙は、「迅速な報復」に参加することに英首相が同意しなかったと確認している。
これより前、西側諸国は、東グータ地区ドゥーマで起きた化学兵器による攻撃をシリア政府によるものと決めつけた
声明を表していた。
これに対してロシアは、シリア軍は塩素爆弾を投下したとする情報を否定。ロシア外務省は、シリア軍が有毒物質を使用したと
する情報の目的はテロリストを弁護し、外から行われうる武力攻撃を正当化するものとする声明を表した。
ロシア軍参謀本部は3月13日の時点ですでに、東グータ地区で武装戦闘員らによって、化学兵器使用を脚色した煽動が
準備されている事実を公表しており、これが将来、シリア攻撃の口実に使われる可能性があると指摘していた。
シリア 東グータの土壌鑑定で有毒物資は検出されず
2018年04月12日 01:51 SPUTNIK
ロシア連邦軍参謀本部のヴィクトル・ポズニヒル参謀本部作戦総副局長はブリーフィングで、シリア、東グータ地区の
化学攻撃が行われたとされる地区の土壌と破片を鑑定した結果、有毒物質は発見されなかったことを明らかにした。
ポズニヒル参謀本部作戦総副局長は、東グータ地区ドゥーマで化学攻撃があったとされる時刻から1日たった4月9日、
ロシア軍部の専門家らが土壌サンプルの収集を行ったことを明らかにした。
サンプルが鑑定されたところ、神経麻痺剤などの服毒物質は検出されなかった。