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世界GDPの推移を示す動画が話題 中国、他国への強奪で近年急拡大

2019-01-01 05:36:14 | 中国・中国共産党・経済・民度・香港

世界GDPの推移を示す動画が話題 中国、他国への強奪で近年急拡大

 
ペンス米副大統領は10月、過去25年間、中国経済は国際通商ルールの無視、各国のハイテク技術の窃盗などで急成長したと非難した


世界主要国の国内総生産(GDP)過去56年間の推移を示す動画がこのほど、インターネットで投稿された。

動画では、中国のGDPが1992年を境に大きな変化を遂げたことが分かった。


米誌ビジネス・インサイダーは24日、スペイン出身のファンドマネージャーであるハイメ・アルベラ

(Jaime Albella)氏が今年10月末にツイッターに投稿した動画を紹介した。同動画は、1961年から

2017年まで、世界主要国のGDPランキング推移(トップ10)を示した。この56年間、アメリカは

GDP規模の世界1位を保持してきた。2位をめぐって大きな変化があった。

 
 
 
 

動画によると、1960年代初期、イギリスとフランスが世界第2位を争った。1968年、日本が世界2位の

経済体になったが、1972年まで一時西ドイツに抑えられて3位になった。しかし、1973年に日本は

世界第2の経済体に復帰し、2005年まで世界2位の地位を維持した。


2005年までGDP規模トップ5の国は、アメリカ、日本とヨーロッパ各国だ。


一方、中国のGDP推移の変化は最も大きい。1962年まで、中国のGDPはランキングの5位を維持した。

その後の10数年間は、トップ10圏内にとどまっていた。1978と79年はトップ10から出た。

1980年代から1992年まで、中国のGDPは世界ランキングトップ10に入ったり出たりする状況が続いた。    


1989年、中国当局は民主化を求める学生や市民に対して武力鎮圧した「六四天安門事件」後、

世界各国から経済制裁を受けた。この影響で国内経済が減速し、中国のGDPは1992年までの3年間、

世界ランキングトップ10にならなかった。


1992年、中国のGDPは再びトップ10入りをした。2000年にイタリアのGDP規模を上回り、

世界第6位になった。2001年に世界貿易機関(WTO)に加盟したことでGDP規模は一気に拡大し、

2007年に日本に次いで世界第3の経済体に浮上した。2010年に、日本に取って代わって世界第2の

経済体になった。


2017年、アメリカのGDPは19兆4000億ドル(約2154兆円)で、中国は12兆2000億ドル

(約1355兆円)だった。


ペンス米副大統領は10月、シンクタンクのハドソン研究所で行った講演で、過去25年間中国経済成長は、

国際通商ルールを無視し、各国のハイテク技術を略奪することに基づいていると非難した。

「われわれは中国を再見した」と発言した。


「中国共産党は、関税、為替操作、強制技術移転、知的財産権の窃盗や産業補助金など、自由・公平な

貿易ルールに反した政策を取っている。中国の製造業はこの政策によって成り立っている」


米国知的財産権窃盗に関する委員会(Commission on the Theft of American Intellectual Property)が

2017年にまとめた調査報告書によると、機密商業情報の窃盗や違法なコピー商品などによる年間損失は、

2250億ドル(約24兆9742億円)から6000億ドル(約66兆5979億円)に達している。特許権侵害は

含まれていない。


一方、経済産業省が同ウェブサイトで掲載した「2016年度模倣被害実態調査」によると、産業財産権を

保有する日本企業のうち、同年度中模倣被害を受けた企業数は9284社だ。調査対象企業17万797社の

うちの5.4%を占める。「模倣被害を把握していない」企業数は5万7328社で、全体の約33.6%。

国・地域別の被害状況によれば、産業財産権を保有する企業が受けた模倣品被害の状況を模倣品の

製造国、経由国および販売提供国でみると、いずれも中国(香港を含む)が最多となった。

  
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