ウクライナの通貨フリブナはトルコ・リラとアルゼンチン・ペソに次いで最も売り込まれやすい新興国通貨だ。
対外債務に対する外貨準備の割合やインフレなどのデータを分析したオックスフォード・エコノミクスがこう指摘した。
シニアエコノミストのエフゲニア・スレプトソバ氏によると、旧ソ連から独立したウクライナは外国からの投資の
少なさや、海外借り入れへの依存という不均衡を示しており、状況は「極めて深刻だ」という。
国際通貨基金(IMF)からの175億ドル(約1兆9400億円)の支援なしでは、ウクライナは通貨危機に直面すると
スレプトソバ氏は述べた。
原題:Ukraine’s Currency at Risk of Following Turkey, Argentina: Chart (抜粋)
米、ウクライナによる中国へのエンジン輸出は裏切りと批判
ワシントン・タイムズ紙は、ウクライナが練習機用に、「Motor Sich 」社製の国産エンジンを中国に供給したことを
受けて、米専門家らは裏切りだと非難していると報じた。ワシントン・タイムズ紙は世界平和統一家庭連合(
統一教会)が創刊した新聞。
同紙によると、2016年、「Motor Sich 」社は練習機「JL-10」12機用にエンジン20個を供給。
契約は3億8千万ドル(約42億円)で250個の航空エンジンを供給するというもの。
ワシントン・タイムズ紙が指摘するところ、過去10年間にわたりジェットエンジンは中国航空産業の弱みだったため、
中国はロシアやウクライナでエンジンを購入していた。
中国専門家で上院外交委員会の元顧問であるウィリアム・トリプレット氏は、ウクライナが中国のエンジン製造
問題解決を手助けしていると指摘。また、「Motor Sich 」社の製品が中国に輸出されていることが明らかに
なったのは、米国がウクライナへの軍事援助として2億ドルの拠出を決めた1ヶ月後のことだという。