中国職員「ここはわれわれの国だ」 オバマ米大統領到着時に怒鳴る
2016年09月04日 14:07 発信地:杭州/中国 APF
【9月4日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は3日、20か国・地域(G20)首脳会議に出席するため、任期中最後の中国訪問で東部・杭州(Hangzhou)に到着したが、その際、滑走路で聞かれた非外交的な怒鳴り声により儀礼的な繊細さが損なわれる一幕があった。
中国当局はG20のために極めて厳重な警備態勢を敷いており、米大統領専用機「エアフォース・ワン(Air Force One)」が着陸した際、スーザン・ライス(Susan Rice)米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)やホワイトハウス(White House)担当の記者団さえも例外扱いしなかった。
オバマ大統領の外遊時、同行する記者団は通常ならばエアフォース・ワンの翼の下で、タラップを降りてくる大統領を見守るのだが、今回は中国側が設置した青いロープの後ろに追いやられた。
だが、中国側にとってはそれでも十分とはいえなかったようで、中国側の警備員の1人がホワイトハウスの職員に向かって、米国の報道陣を退去させるよう要求した。
これに対しホワイトハウスの女性職員が、(エアフォース・ワン)は米国の飛行機で米国の大統領が乗っている、と言うと、黒っぽいスーツを着ていた中国側の職員が英語で「ここはわれわれの国だ」「ここはわれわれの空港だ」と怒鳴った。
さらに、ライス大統領補佐官とベン・ローズ(Ben Rhodes)大統領副補佐官が、オバマ大統領に近寄ろうとしてロープを持ち上げその下をくぐろうとした際には、同じ中国側の職員がライス大統領補佐官にいら立ちを示し、行く手を遮ろうとした。
中国側の職員とライス大統領補佐官は口論になったが、同補佐官の護衛官が間に入り、補佐官を先導して中国側の職員をやり過ごした。 (c)AFP
加えて英国の the guardian が
「G20の為に到着したオバマ大統領は各国の指導者と異なり、赤いカーペットのタラップが用意されず、大統領専用機から
赤いカーペットの会談に降りなかった。これは計算された冷遇だ」と報じました。
「ここはわれわれの国だ」「ここはわれわれの空港だ」と言ってる動画
China Insult Barack Obama - This Is Our Country, This Is Our Airport - Chinese official - g20 summit
エアフォースワンのから降りるオバマ大統領
イギリスのメイ首相達はちゃんとレッドカーペット付きの階段から登場
クネさまでさえもレッドカーペットのタラップから登場
オバマ大統領に対する「タラップの嫌がらせ」はUS側の決断だと中国側が反論。
2016年9月5日(月曜日)、午前8時36分午前 South China Morning Post
G20のため杭州を訪れたUSのリーダーに赤いカーペット敷きの階段を出すという申し入れをワシントン側が断ったのだと外務省の役人が主張している。
一国のリーダーが到着した際は通常赤絨毯敷きのタラップを出すのに、オバマ大統領が飛行機から直接小さい階段で降りてきたのはワシントンが決定したことだと中国外務省の職員が説明した。
エア・フォース・ワンからオバマ大統領が機体に備え付けの階段で降りてきたことが、中国の嫌がらせだという憶測を呼んだ。しかし中国側は公式に否定したのだ。
「中 国はどのリーダーにもレッド・カーペットの階段を用意していたが、US側はドライバーが英語を話せずセキュリティ上の注意を理解できなかったことに不満を 表した。そこで中国はドライバーの横に通訳を配することにしたがUS側は空港の用意するタラップは不要だと断った。」と日曜のSouth China Post紙に載った。
オバマ氏に対して失礼なことだと、名前は伏せるが、ある女性が公式に付け加えた。
日曜にオバマ大統領はレポーターたちに、「空港でのUSと中国の役人らの間のいざこざは大げさだ。前日の習近平首相との会談は非常に有益だった。」と語った。
国際会議のホスト国として恥ずかしいですね。
大体いろんな問題を起こしてる無法国家がホスト国では、無事に終了する事だけが目的で、
真に迫った議論などできないでしょうに。
いつもお読み頂きましてありがとうございます。