京都府宇治市にある平等院鳳凰堂は今はもちろんお寺ですが、その優雅な建物はほかのお寺とはずいぶんちがいます。
これはもと藤原道長の別荘(源融の別荘だったもの)を息子の藤原頼道が寺院に改装したものだそうです。
1053年に完成したということで、今から1000年近く前の建物が残っている、しかもその時代の優美さを伝えているのはすごいですね。
その本尊阿弥陀如来像は、建物にマッチするような優雅でおだやかなお姿です。
池の前から見ると、丸く開いた格子からお顔が見えます。夕刻に堂を灯すと、お顔が浮かび上がるのと、池に映るというさまざまな工夫が凝らされているようです。
平安時代の貴族が贅を尽くして、芸術を作りだしたことがわかる場所です。
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