善妙身を投げる
鳥獣戯画 考えてみました。
この絵巻に明恵上人がかかわる、というのはどういうことでしょう?
明恵上人は名利を求めず、ひたすら京都の栂尾(とがのお)の山林で坐禅をしていた。あまりにおもいつめて自分で右耳を切ってしまいました。
反面、女性が仏道に入ることに協力して、高山寺の近くに善妙寺という尼寺を開きました。
善妙とは新羅の高僧義湘が中国へ修行へ行ったときに出会った美しい女性の名前です。
善妙は義湘の美しい姿に心を奪われますが、義湘は仏道にまい進して迷うことなく帰国の途につきます。
善妙は義湘の船が遠ざかるのを見て、海崖から身を投げてしまいます。
義湘の船は新羅(韓国)へ帰る途中、嵐に見舞われます。すると、善妙が竜神となって義湘の船を助けて無事に帰国することが出来ました。
これと鳥獣戯画はどんな関係?
続きは次回。
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