今回は手術前後のことを。
長くなるかも( ̄▽ ̄;)
脳外科でコイル塞栓術をやるとなったものの、私は出血を自力で止められない(ー_ー;)
塞栓術では足の付け根の動脈に管を通して脳まで行き、動脈瘤にコイルを詰めて特殊な糊で止めると言われた。
糊ねぇ・・・どんな糊❓️(・。・)
などと思いながら聞いていた。
止血には血液製剤を使うのだけど、術後傷口から出血すると大変なことになる❗
だから入院中は付き添いをどなたかお願いしたい。
出血したら呼ぶだけで良いし、下の世話も他のことは全て看護師がするのでという。
要は観察係が要ると( ̄▽ ̄)
一応、母親が健在で当時は65歳くらいだったし聞いてみたら即答で断られた
「私無理❗そんなこと出来ない❗」
まぁ、返事に大して驚かなかったしある意味でこいつは絶対に期待を裏切らない奴だなと内心思った。
息子達は学校があるしどうしたらいいかと悩んでいたら旦那が(結婚前やから旦那や無いか)
「自営やし何とか都合つけるから僕で良いんやったら付き添いするよ」
と言ってくれて泣きながらお礼を言った。
本当に有り難かった。
そんなこんなで無事に手術も済み、普通の人なら5日程の入院を2週間し、まだ居ろと言われるなか必死で帰してくれ❗と頼んで退院してきました。
術前はメンタルがやられました。
普通の人なら簡単な手術だけど私の場合は違う。
そもそも凝固異常の患者にやったことない手術で世界中の論文を探したけど無かったから成功したら凄いことなんだよと言われたときに、成功したらってことは成功しなかったらってのもあるんだと思ったら凄く怖くなった。
息子達ともこれで会えなくなってしまうのかもしれない。
息子達を置いて私は逝ってしまうかもしれないと思うと悲しいのと寂しいのと怖いのとでぐちゃぐちゃになった。
でもその時に1つだけわかったのは死ぬことは凄く孤独なんだということ。
その孤独に押し潰されそうになっていたので精神科の先生にメンタルのフォローをしてもらえました。
私がこうしてブログを書けてるということは成功して生きているからで、私の手術は学会で発表されました。
経過観察も3年後になったし少しホッとしてます。
少しホッとするというのは、脳動脈瘤は血圧が高いからなるとかではないのです。
実際私は血圧高くないし(* ̄∇ ̄*)
動脈瘤が出来るのは血管の質だそうです。
なので、経過観察をしています。
私はたまたま頭痛持ちで、凝固異常の患者が飲んではいけないバファリンを痛み止に飲んでいたのがバレて血液内科の先生が脳神経内科の先生に偏頭痛をなんとかしてもらえないかと回してくれ、普段から診て貰ってたしMRIも1年に1回やっていたので脳動脈瘤が早い段階で見つかってラッキーでした。
もし頭痛持ちで無かったら、もし脳神経内科で診て貰ってなかったら、くも膜下出血を起こして今頃はここにいないかも。。。と考えるとゾッとする❗
他にも色々あったはずなのにあんまり思い出せなくて笑い話になってしまうのです。
15年も経てばそうですよね〜
なにはともあれ、無事に手術出来たのも旦那のお陰です(*^。^*)