柳樹屯兵站病院及倉庫
明治二十八年四月十八日撮影
秋好善太郎 編『日本歴史写真帖』, 東光園, 大正2 (1913)
国立国会図書館デジタルコレクション
柳樹屯は、以前示した大連湾の和尚島のつけねあたりの場所。
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4月11日と13日に分かれて廣島の宇品港を出港した歩兵第九聯隊は、4月14日と16日に
大連湾に到達します。しかし、そこに上陸はしませんでした。
翌17日には、日清講和条約、いわゆる下関条約が締結され、清国は巨額の賠償金を払い、
遼東半島と台湾を日本に割譲する約束をしました。大連湾の第4師団(第九聯隊を含む)が、
戦うべき戦争は終わっていたのです。
第九聯隊は中国の心臓部へ向かわず、そのまま遼東半島の守備につくことになり、柳樹屯に
上陸しました。
from BIN★の「この記なんの記」
2024_05_21麻布台ヒルズ
港区虎ノ門5
[M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ]
[HDR from 5 jpeg images ±4.0EV, Handheld]
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