今回「保釣2号」の顛末の一部始終をつぶさに追っていて、ひとつ
気が付いた事がある。それは、日本人は決して中国人に勝てないと
いう事だ。遠く香港から外海を経て航海するだけでもやっとという、
本当にささやかな、たった一隻の古びた小さな漁船を相手に、力も
大きさもけた違いの海上保安庁艦が集団で取り囲み、言わなければ
バレないとでも思ったのか、体当たりなどという相手側に死傷者が
出る危険性を一切顧みない原始的な手段まで使った挙句、やっとの
事で追い払ったのだ。これだけの力量差があってもこのザマである。
仮に同等の力で戦ったら、いや、そもそも武装などせずに男らしく
素手で堂々と戦ったとしたならば、一体どちらに軍配があがるのか、
それは火を見るより明らかであろう。 . . . 本文を読む