気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
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その様な人生を追及しています

'13. 新生「なでしこ」アルガルベ・カップに黄色信号 !

2013年03月07日 | なでしこ

  6日に行われたアルガルベ・カップ。対ノルウェー戦は0-2で敗れたのですが、全く内容の無い敗戦結果でした。チームとしての新陳代謝の時期にあって、新たなメンバー構成が大きな課題となっているのは確かで、その初陣とも云うべき大会なのですから、不安の中からのスタートである事は十分に解ってはいたのですが、どうも納得のいかない結果で終始してしまいました。やはり、阪口・宮間・福本・近賀・大野、そして梢さんを欠いたメンバー構成では無理が有り過ぎた様に思えてなりません。世界のTopに輝いていたメンバーのうち、6人がいなくなっているのですから、いきなりその穴を埋めるのは至難の業ともいえます。まぁ、それは初めから判っていた事ではあったのですが。

  そんな中に在って、「ヤングなでしこ」組からの田中陽子と田中美南の召集は正解ですね。特に田中陽子に関して言えば、この大会が試金石として大きな期待が寄せられて然るべき選手。つまりそれだけ「新生なでしこ」にとっては必要な存在だからです。あと個人的には樽本光と仲田歩美、それから少々不安は残るものの土光真代辺りを招集して欲しかったと思っています。若手で云えば、京川舞の負傷欠場はやはり痛手にはなっているでしょう。

  つまりこの様に新たな戦力は控えてはいるのですが、今回の招集で落とされた選手が何人かいたのが残念です。と云うのも、岩清水・熊谷・鮫島・川澄・明日菜・高瀬などの有力選手が招集されたのは当然の事なのですが、それ以外では『どうして?』と思わざるを得ない様な選手達が名を連ねている事に、疑問を感じ得ません。

  早い話しが、明らかに半減してしまった戦力をどの様に補うか・・・という重い課題に対して明らかに誤った答え(人選)を出してしまったのです。これは監督の大失策と言う他は無いでしょう。このノルウェー戦の前迄は、メダルに手が届けば御の字かな…と思っていたのですが、今現在では、果たして何処迄いけるのか? 何試合勝てるのか?・・・という疑問が先に立っています。過去このアルガルベ・カップでは2011年は3位、2012年は2位と、今年のメンバーより有力であったのにそういう結果を残しています。そんなとこらからも『黄色信号』と思わざるを得ないのです。

  更に言うならば、毎度毎度私は言い続けている事ですが、大儀見・永里姉妹は不必要です。もしも本気で勝ち続けたいのなら、この姉妹は絶対に外すべきなのです。それが出来ない・その発想に至る事の出来ないのが、監督の大きな致命傷で有り、日本(なでしこ)が真のチャンピオンに成れない一番の理由なのです。

  「なでしこ」の果たした一番の大きな成果は、マイナーであった女子サッカーを陽の目の当たる地位へと導き、市民権を与えた事でしょう。でも現在求められている事は、それが単なる一過性のものでは無く、安定して、更なる境地を切り開いて行く事です。世界大会で勝つという事は、そんな意味をも含んでいるのです。ですから、今回の選出メンバーに対し危惧を覚えずにはいられないのです。いくら奈穂ちゃんが頑張ってみても、陽子ちゃんや鮫島選手をベンチ・スタートさせたり、お邪魔虫姉妹を使い続けていたら、勝てる試合も自ら取り溢してしまう様なもの。

  監督、あなたは内閣人事を変えたらしいですが、先ずそこから選択肢を間違えたのではないですか? チームを育てるには先ず選手選択を間違えないという事です。正しい選手起用・・・それが監督としてのあなたの仕事です。


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