国家戦略省が無謀な計画を発表しました。 10年以上取引をしていない休眠状態の口座に対して、国家として利用出来るようにするというもの。歳入源が無いのは知ってはいます。しかし、そんなところに迄手を付けるというのは、如何なものでしょうか ?
休眠口座残高は毎年850億円発生しているそうですが、それは今、95%が銀行の物となっています。何に利用しているのかは判りませんが、銀行という民間レベルでの運営に使われているのでしょう。銀行それ自体が民間なのですから。そして休眠状態の口座を思い出した預金者が銀行に行けば、、勿論その預金者のもとにお金は引き渡されます。当然の事ですよね、休眠状態とは言えあくまでも個人資産なのですから。もしも当人が他界していたら、然るべき人に遺産として渡される類いのものです。
つまりその点が問題なのです。銀行という民間企業が運営しているところで、10年以上休眠状態にあるから…と言って、その個人資産を勝手に国が手を付け、利用するなど有ってはならない事なのです。それを実現させようというのが今回の国家戦略省の発表なのです。一体何の権限が有って個人資産に手を付けようというのでしょう。まるで日本海の向こうに在る国々の様ではないですか。
民主党も本当に終りですね。マニフェスト詐欺をして与党の座を摑んではみたものの、直ぐに化けの皮が剥がれ、被災地対策は後手後手に回り殆ど解決出来ず、原発対策も「?」の付く冷温停止状態を宣言している。煙草を値上げしようとしたり、安易なところから税を掠め取ろうという、無能な愚策ばかりを出しています。大体消費税を上げる前に為すべき事が有る筈。そして挙句の果てが『休眠状態の口座』=個人資産=の件。国家戦略省の正に横暴な政策…としか云い様が有りません。
休眠状態の口座を持っている人は直ちに銀行へ赴き、休眠を解いてあげた方がいいですよ。不用意に『没収』されない為にも・・・。
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