今年関わった子猫6匹がエイズ陽性(キャリア)と判定されました。検査時期は生後2ヶ月頃。
アムリタが葛飾でボランティア活動していた頃の常識と、今の常識がだいぶズレているためこの際情報の整理整頓をしようと思います。
その昔、「猫のエイズ-FIV感染をめぐって」(著者:石田卓夫)という本を読んだ知識がアベースになっています。
この中では、猫エイズは垂直感染しない(白血病はする)とあって、でも子猫のエイズがやたらと多いので、何でだろう、まだ解明されてないこともあるので、どんどんエイズに関する謎が解明されて行ってるのかなぁ…と思うようになりました。
葛飾ボラ時代は、2-3ヶ月で検査をして陽性がでたらもうアウトで、里親探しは事実上無理でした。
ほとんどの動物病院では半年後の再検査を勧めることはありませんでした。
そして月日は流れ…
去年のGW、実家近所で野良母が産んだ子猫3匹を姉が保護し里親探しをすることに(母猫はTNR)。
その際の血液検査で子猫たちはエイズ陽性となりました。
検査をした獣医(A)は、3匹は今後100%陰性になることはないと言ったことを聞き、疑問に思ったアムリタがネットで調べると6ヶ月頃に再検査すると陰転することもあり得るとあり(母猫からの移行抗体が消える)、その説を支持するアムリタのかかりつけ医、葛飾の獣医(B)で再検査をし、見事3匹とも陰性となりました。
獣医(と、簡易検査キットを納入する製薬会社の説)によって、説明にもの凄い開きがあります。
※今回、製薬会社の説明書を見せてもらいました
エイズに関しては、母猫からの移行抗体は、生後2ヶ月頃から徐々に消えはじめ(抗体がなければここで陰性となる)6ヶ月過ぎた頃に消滅する、と。
だから、里親探しする方、気を落とさないで半年後に再検査してみてください。
陰性であれば、多少成長したって譲渡の可能性は、キャリアの時よりもぐっと上がるはずです。
エイズキャリアのリゲルがいた保護施設のかかりつけ獣医(C)の説は、陰性になるのは「10%くらい説」でした。
アムリタが実家の例を話し、できれば再検査を勧め、先日、見事陰性に。
もちろんリゲルも陰性でした。リゲルがかかった病院(D)は、ちょっと月齢が足りないかなぁと心配してましたが、兄弟がすでに陰性と判明しましたからと言って検査をしてくれました。
A先生、C先生、ちょっと古い固定観念に縛られてませんか。
それとも精度の低い検査キットを使ってるのか💦💦
あくまで簡易キットですので、本当にシロクロつけるには、採取した血液を専門機関で調べてもらうことだそうです。
(時間もお金もかかる)
さて、猫エイズは思ったほど怖い病気ではありません。
流血するほどの喧嘩をしなければ健常猫とも一緒に暮らせます(あくまで個人の意見です、不安がある方にはオススメしません)。
偏見なく、エイズ猫の譲渡が進むよう意見を述べてみました。