葛飾区の猫友(里親さん、その後飲み友へ)から、電話でレスキューコールが。
9月1日の15時半近くのこと。
朝、職場の方がへその緒つきの子猫2匹を拾ったそう。
ぶどう糖液くらいしか与えていないとのことで、今から帰宅して在宅勤務に切り替えるところでしたので京成船橋駅で引き取ることに。
ペットボトルにお湯入れて十分な保温を指示し、あと、子猫用の粉ミルクを買って下さい、と(青砥にはペットのコジマがある)。
猫を運んでくださってたのは、猫友の職場の同僚で、帰り方向が船橋経由の方2名。
改札口で箱を開いて子猫を見た瞬間、ちっちゃすぎるのと、状態が悪いことは一目瞭然でした
茶トラと黒に近いサビでした。
挨拶もそこそこに自転車(その日はたまたま利用)かっ飛ばして帰り、バタバタとお湯を沸かしてミルクを溶かして飲ませるも、吸い付かない…。
手のひらを見ると血がべっとりと。
茶トラの子は両耳とお尻に傷があったのです(敷いていたタオルがやたら汚れていたわけだ)。
雨の予報だったので、タクシーでかかりつけの動物病院へ。
傷の中にウジがたくさんついていたのでした。
ぜんぶは取り切れていないとのことで、抗菌剤(塗り薬)と、粉ミルクと胃チューブつきのシリンジをもらって帰宅。
生命力はサビの方が弱い感じです。
身体も小さい(茶トラ92g、サビ85g)。
茶トラはさらに後ろ脚が変形している(原因不明)。
キャリーケースにペットシーツ、タオル、ブランケットを敷いて、使い捨てカイロを挟んでペットボトルにお湯つめて保温は万全。
夜中、心配で何度も起きてしまって様子を見ていました。
でも、ミルクの要求鳴きはない…ううむ。
翌朝、胃チューブでの授乳に初トライ。病院で見たとおりにやってみました。
先生は助手つきで二人がかりでしたが、アムリタは一人でやらないといけません。
逆流させないよう、慎重に飲ませていきます。
仕事は、在宅勤務を強行(汗)
3-4時間おきに飲ませるも、なんか引っ掛かります。
これくらいの大きさで育つのは半々くらいだよ、と先生に言われましたが、頑張れ頑張れとせっせとミルクを飲ませるのでした。
(ここから少しグロい話が始まります)
悲惨な事態は突然やってきました。
サビのお腹が急にパンパンになって(ミルクを飲ませたせいではない張り)、お尻から出血も。
よく見ると肛門が開いて粘膜が見えています。
そこから病院で駆除した時よりもはるかに大きな蛆虫がポトリ…
肛門付近でも別の蛆虫が蠢いています。
この子は傷もなく、問題ないとされていたのに…ショックでした。
なんということでしょう。
サビは体内を蛆虫に喰われていたのです。
9月2日の23時近く息絶えました。心臓マッサージもしましたが無理でした。
これ以上這い出さないよう抗菌剤を塗って止めました(効くかわからないけど)
茶トラは9月3日の明け方、亡くなっていました。
アムリタが6時30分に起きたら冷たくなっていました。
(この日も在宅勤務強行です)
お弔いのやり方は、以前ブログに書いてある段取りですが、今回は新しい葬儀社を探さねばなりません。
今のかかりつけの動物病院を紹介してもらったコナミ友(うさぎ飼い)にLINEでペット葬儀社を聞いて連絡を取ることにしました。
前後しますが、お花も買いに行きました。
(このあとさらにグロい話と画像が出てきますので閲覧注意です)
2匹を湯灌してやる際、サビのお腹を破裂させないよう柔らかく洗いました。
茶トラの湯灌は、さらに壮絶でした。
耳の傷は大丈夫でしたが、ふさがらなかったお尻の傷から成長した蛆虫がポトリポトリと落ちてきます。
そのまま排水溝で流刑に処したり、ペットシートに置いた際に出てきたのはティッシュでくるんで圧殺の刑に…
体内から半分くらい体が出ている蛆は、ティッシュで取ろうにも肉と融合しているようで取れません。
流そうとすると喰われた肉ごと流れていって、骨盤か大腿骨らしき白い骨が見えるほどでした。
体内に残したまま火葬に出すしかありません。
火葬は翌日なので、その間、さらに増殖しないよう、水を入れたペットボトルを凍らせて冷やしたり、ジップロックで板氷を作って…
溶けては交換溶けては交換をしました。
さすがに、この日の夕飯(豚肉メニュー)は、調理する気が失せ(肉片が生々しい)、お酒と乾きもので過ごしました(献杯です)
火葬のお迎えがくる前、水滴でペットシーツがびしゃびしゃになったので、取り換えました。
蛆が蠢いていたら…とちょっとびくつきながら(汗)
氷攻めが効いたのか、姿はなかったです。
新しいシーツに惨たらしい姿になった2匹を並べ、ちょっとしおれた花を綺麗に並べて身体の欠損を隠します。
タオルで蓋をしてお迎えを待ちました。
今回の葬儀社は、車の中でのお線香あげやお別れ等がなく、単純にお渡しするだけなので、葛飾区から運ばれてきたコピー用紙の箱をそのまま使いました。
(ここから閲覧注意の画像があります)
病院で駆除した蛆虫、大きさは1-1.5mmくらい
お尻から出た蛆虫、大きさは1cmくらい
腰からお尻にかけて穴が開いてます。
脚も変形。
さよなら。うじ茶とこげ茶。
性別も不明な2匹だったけど(病院でもわからないと言われた)、アムリタは茶トラのうじ茶は男の子、サビのこげ茶は女の子(これは確実)だと信じているよ。兄妹で一緒の骨壺に入ろうね。
もうじき迎えに行くからね。
さてさて。
2匹の状況は、保護者たちや同僚へ、猫友へのLINEを通じて社内展開され、アムリタの名前が職場内でトレンド入りしただの、女神様のようにあがめられているだの、訃報には全女子が泣いただの、返信がすごかったです
これに懲りずにまた、子猫がいたら助けてあげて下さい。