その後、同地区内の「聖愛保育園」へと移動する。
到着するなり、児玉氏は不安げな表情を浮かべる職員に囲まれた。
「屋上のゴミと排水溝の泥を埋めようと思い、園内の畑に置いてあります。
このままここに埋めても、子供たちに危険はないのでしょうか」
児玉氏は、計器を持ったスタッフを呼ぶ。
高線量が予想されるため、マスクをしてそれらの線量を測ると、
排水溝の泥を入れた容器に近づけた刹那、計器の針が振り切れた。
測定単位を最大に調整して再度測定するが、またも針は振り切れる。
最終的にデジタル表示のモニターには、45マイクロシーベルト(毎時)という
非常に高い数値が表示された。
これを残しておくことは危険だと判断した児玉氏は、
東京から持参した密閉性の高いドラム缶に入れ、引き取ることとした。
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