川田龍平議員 炎の訴え

薬害エイズの原告団のひとり。
実名を公表して闘っていたので名前を覚えている人も多いだろう。
政界へ入る前は薬害と人権問題に取り組み、国と大企業の癒着体質を追及し続けていた。

この人は国と闘う宿命の下に生まれてきたのかもしれない。

全身全霊のその叫びはテレビも新聞も報道しない。
質問を終えて議席に帰ってきても、まばらな拍手で迎えられるだけ。

彼ならそんな事でへこたれたりはしないだろうが、それにしても
薄ら寒い国になってしまった。

震災で直接死亡した2万人は別としても、震災関連死は2300人を超えた。
福島だけで1100人。
ろくに救いの手も差し伸べられず、この人たちは国に殺されたのだ。

田中正造さんの記事にあるようにそれは今に始まった事ではない。
だが3.11以前は少なくとも、もう少しこの国家を信用していた。

米国は9.11後に変わってしまった、と嘆くアメリカ人に
「それはアンタの国の化けの皮が剥がれただけさ」
なんて言ってたくせに自分の国の事は何も知らなかった事を恥じる。
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