『刑事コロンボ／ロンドンの傘』 1972年アメリカ

　　　"COLUMBO: Dagger of the Mind "


先日、BS-TBSで放映していた『刑事コロンボ／ロンドンの傘』を観ました。

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ロンドンのロイヤル・コート・シアター『マクベス』公演初日。
「マクベス夫妻」を演じるのは、「ニコラス・フレイム夫妻」。
しかし、名プロデューサーの「ロジャー・ハビシャム」は、この舞台を「ニコラス夫妻」に騙されて資金を出させられたと怒り心頭で、言い争う中、「ニコラス」の妻「リリー」は「ロジャー」に瓶を投げつける。
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刑事「コロンボ」シリーズの第2シーズンの第13話にあたる作品、、、


珍しく舞台をイギリスに移し、スコットランドヤードの視察に訪れた「コロンボ」が、偶然、遭遇した事件の解決を図るという物語。






舞台俳優の「ニコラス・フレイム」と「リリアン」の夫婦は、これ以上資金援助はしない、と宣言した名プロデューサーで資産家の「ロジャー・ハビシャム」を死なせてしまう…　そして死体を「ロジャー」の屋敷に運び込み、階段からの転落による事故死を装わせる、、、


スコットランドヤードに視察に来ていた「コロンボ」は、「ロジャー」の書斎に残された読書中の本『不思議の国のアリス』の貴重な初版本がページを開いたまま伏せられていることや、屋敷の近辺には雨が降っていないのに「ロジャー」のクルマに濡れた跡があったことから、「ニコラス」と「リリアン」の夫婦を疑い、「ロジャー」が二人のもとを訪れていた証拠を見つけだそうとする…　しかし、いつものように事件に直接関与できないこともあり、事あるごとに二人に先手を打たれてしまう。

また、従順で純朴に見えた「ロジャー」の執事「タナー」が、実は小悪人で、「ロジャー」の死後は二人に雇ってもらおうと偽証…　しかし、不安を感じた二人は「タナー」を自殺にみせかけて殺害、、、


「ロジャー」の殺人容疑を「タナー」に向けさせることに成功する…　しかし、「コロンボ」は、最後まで諦めず、二人に「ロジャー」と会っていた証拠を突き付ける。

それは、蝋人形館に保存されていた「ロジャー」の傘から、事件当夜、「ロジャー」ともみ合って外れた「リリアン」の真珠のネックレスの一部…　これを見て万事休すと思った「ニコラス」は発狂し、「リリアン」は犯行を自白する、、、


でも、傘から見つかった真珠は「コロンボ」のねつ造だったんですよね…　この解決方法には賛否両論あると思いますが、ドラマだと割り切れば許せますね。


面白かったです。


-----staff/cast-------------
監督：リチャード・クワイン
原案：リチャード・レヴィンソン
　　　ウィリアム・リンク
脚本：ジャクソン・ギリス
撮影：ハリー・ウルフ
音楽：ディック・デ・ベネディクティス
出演：
　ピーター・フォーク　コロンボ
　リチャード・ベースハート　ニコラス・フレーム
　オナー・ブラックマン　リリアン・スタンホープ
　ジョン・ウィリアムズ　サー・ロジャー・ハビシャム
　バーナード・フォックス　ウィリアム・ダーク
　ウィルフリッド・ハイド＝ホワイト　タナー
　アーサー・マレット　ジョー・フェンウィック（楽屋番）
　ジョン・フレイザー　オキーフ刑事
　ロナルド・ロング　ジョーンズ（ろう人形館）
　シャロン・ヨハンセン　ミス・タドレー
　ハーヴェイ・ジェイソン　演出家
　ジョン・オーチャード 　地元の巡査（なまりがひどい）
　リチャード・ピアソン　ダイヴァー検視官
　ピーター・チャーチ　地元の巡査
　ジェラルド・ピータース　スマイス刑事
　ウォーカー・エドミストン　庭師
　ヘドレー・マッティングリー　空港税関職員
　ヴェロニカ・アンダーソン　メイド
　ロナルド・アダム　ジョージ（クラブの執事）
　イアン・アバークロンビー　シドニー（パーティーのゲスト）
　ケネス・ダンズィガー　（ノンクレジット）記者
　ピーター・アシュトン　（ノンクレジット）カメラマン
　ドン・ナイト　（ノンクレジット）舞台係
　フラン・ライアン　(ノンクレジット) 空港でコロンボ警部にカバンを落とされる女性