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投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

ケルトの残照

石だらけの世界。

掘 淳一 「ケルトの残照」 東京書籍

- ブルターニュ、ハルシュタット、ラ・テーヌの心像紀行 -

1991年6月14日第1刷

ケルトというとフランスの一部とイギリスのあたりなのかと思っていたが西ヨーロッパ全域に広がる。ヨーロッパはケルトの土台にローマが乗っているようなものだ。

遺物はメガリットと呼ばれる巨石遺構(ストーンサークル等)と精緻な金属の加工品。日本の縄文時代と年代が重なり、私はついつい同じように見てしまったのだが縄文時代の遺物の方がずっと素朴だし日本に限定しているため広がりが狭い。

ケルトはローマ以前の土台としての地位が漢人以前の中国の同時代の文化文明に似るように思える。
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