2004年2月15日 第1刷第1版
著者は1956年生まれ。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。網走市立郷土博物館学芸員。網走市教育委員会。
P38 土の家
長径10m以上の広大なもの。何回かの建て替え。
屋根は土で覆われ、その上に礫を乗せた土の家と呼べる
特異な外観をもつ住居が想像された。
そしてこうした特徴的なあり方が北方諸民族のものと
共通していることから彼らと同じように、竪穴への出入りは
ときに梯子を使っていた可能性も探られた
P39 「モヨロ貝塚と考古学」
1948年よりアリュート族の竪穴の生活の絵
天井の穴から出入りの絵
P84 目梨泊遺跡の墓の副葬品
モヨロ貝塚と類似
出土した五点の帯金具はモヨロ貝塚の出土資料と同様なもの
帯金具はアムール河中流域の靺鞨文化のものとの類似が指摘された
本州からの渡来品である蕨手刀も見られる
モヨロ=最寄
網走川河畔
オホーツク文化
5~9世紀
北方のサハリンから渡来してきた外来系文化
(2020年9月 西宮市立図書館)