台北 國立故宮博物院-神品至宝-
2014年6月24日~9月15日
東京国立博物館
日曜日、またまた東京国立博物館へ。やはり、こういうお祭りが好きなのだ。
まずは、準備体操と称し、三井記念美術館「超絶技巧!明治工芸の粋」展に寄る。
目的は、安藤緑山の象牙彫刻。≪竹の子、梅≫に直行、何周もする。展示室4の≪ミカン≫ほか12点の象牙彫刻も何周もする。
他の作品も鑑賞するが、展示室4の「七宝」と展示室6の「刀装具」「印籠」は人の多さに鑑賞をあきらめる。
JR神田駅から山手線で上野に向かう途中、突然の豪雨。
上野駅でしばらく様子見、少しはましになったかなあ、と歩き出すが、これは失敗。
気がつくと、深池/激流の川状態の水たまりに四方を囲まれている。
今から思えば来たルートをいったん戻るという選択肢もあっただろうが、その時は前しか見ていない。
覚悟を決め一歩踏み出す。完全に水没する靴。以後、普段はまず通ることはないルートを進むこととなるが、それでも東博到着までに計3回、靴が完全水没。激流に囲まれたときは少しびびる。
先に常設へ。平成館1階企画展示室「伊能忠敬の日本図」と東洋館5室「日本人が愛した官窯青磁」を見る。「日本図」は大変な迫力だ。
次に「台北 國立故宮博物院」 @平成館。人が群がる場所は飛ばしつつ、会場をひととおり見る。70分滞在。
前日放送のNHK・シリーズ故宮の第1話を見た人が多いらしい。トップで登場する≪散氏盤≫(西周時代・前9~前8世紀)、領地問題にかかる国同士の契約が刻まれた作品に、うれしそうに声を上げる人が多い。
18:30、いよいよ≪翠玉白菜≫。
特別5室に直行、チケットもぎりで係員に30分待ちと告げられる。実際は20分で「白菜」コーナーに入る。
最前列、進むことを求められ、立ち止まると注意を受ける列、での「白菜」1周は、猛スピード、やはり1分を要せず終わる。
第2列、立ち止まって好きなだけ見ることができるが「白菜」からの距離は遠くなる列、へ移る。
大層な人込みになるかもと懸念していたが、そんな様子はなく、第2列のなかでの「最前列」を楽しむ。
今回は、単眼鏡を持参。きらきら光る「白菜」の緑と白を、いろいろな角度からたっぷりと見る。
満足して東博を出る。
「白菜」はこれで見収め、ただ、平成館会場は少し落ち着いたところで再訪を考えようかな。
以降、月~金曜日の状況、「台北 國立故宮博物院展」公式アカウントによると、
日:最大190分、最終20分、平成館 なし
月:最大120分、最終40分、平成館 なし
火:最大240分、最終40分、平成館 最大30分
水:最大210分、最終70分、平成館 最大60分
木:最大240分、最終70分、平成館 最大30分
金:最大180分、最終70分、平成館 最大30分
平成館会場でも待ち時間が発生し始めた。NHKスペシャル効果か。
「白菜」展示も、土・日・月と残り3日間。どんな値が飛びだすか。