東京でカラヴァッジョ 日記

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Kawaii 日本美術(山種美術館)

2014年01月18日 | 展覧会(日本美術)

Kawaii 日本美術 -若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで-
2014年1月3日~3月2日
山種美術館

「Kawaii 日本美術」、2013年府中市美で開催された「かわいい江戸絵画」展と同じテーマだ!ということで訪問。

府中市美の展覧会は、「江戸絵画」が対象。
一方、本展のメインは、「日本画」。
洋画や江戸絵画・それ以前の作品も含まれてはいるが、また、本展の目玉作品は、若冲の≪樹花鳥獣図屏風≫(静岡県立美蔵)ではあるが、さらに、若冲の≪伏見人形図≫が展示室で一番最初に迎え入れてくれたほか、≪鶴亀図≫、≪托鉢図≫が展示されているが、基本は近現代の「日本画」である。

なお、≪樹花鳥獣図屏風≫は後期(2/4~)の出品で、私が訪問した前期には展示されていない。
館の内外いろんなところにその旨の掲示があった。


本展の“Kawaii”の切り口は次のとおり。

「子供」 →第1章
「動物」 →第2章
「小さい」「ほのぼの・ユーモラス」「可憐」→ 第3章

府中市美と比べると、絞られている。


面白く眺めたのが3点の絵巻。
いずれもサントリー美からの出品で、16世紀・室町時代の作。
≪藤袋草子絵巻≫
≪雀の小藤太絵巻≫
≪新蔵人物語絵巻≫

いずれも過去に見たことがある、というか、あらすじを読んだことがある。
2012年サントリー美で開催の「お伽草子」展でのことに違いない。
あの展覧会を思い出しつつ、眺めることとなった。



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