フェルメール展
2018年10月5日〜2019年2月3日
上野の森美術館
東京のフェルメール展、終わってしまった。
2/3の最終日。その日は、公式ツイッターによると、前売時点で全ての時間枠が完売。私は、前売券で17時の枠を購入し、18時過ぎに待ち時間ゼロで入館した。その頃既に19時の枠の入場待ち行列が結構な長さであった。閉館時刻(20分延長の20:50)まで滞在した。
フェルメール・ルーム内の混雑は、閉館時刻近くまで大変なものだった。6点壁の出口《取り持ち女》と、意外にも単品壁の《牛乳を注ぐ女》はある程度見ることが可能であった。しかし、6点壁の入口《ワイングラス》から《リュートを調弦する女》、《真珠の首飾りの女》、《手紙を書く女》、《手紙を書く婦人と召使い》までの5点は、近づける状態ではなかった。閉館時刻近くなって、見納めしたかった《真珠の首飾りの女》にだけはなんとか近づくことができた。
4カ月間楽しかった。入場待ち時間を最小化できる日時指定入場制は実に有り難かった。本制度がなければ最終日に訪問しようとは考えなかっただろう。代表作《牛乳を注ぐ女》の奇跡の再来日。11年前の、見たうちにカウントしたくないほど酷かった展示環境へのリベンジが充分すぎるほどにできた。生涯の想い出となるであろう。
東京展の入場者数は、683,485人とのこと。会期日数は121日間だから、1日あたり入場者数は5,648人の計算となる。
次は大阪展。アムステルダム国立美術館所蔵の《恋文》が、14年ぶり3度目の来日を果たすほか、東京展から引き続き、《マルタとマリアの家のキリスト》、《リュートを調弦する女》、《手紙を書く女》、《手紙を書く婦人と召使い》、《取り持ち女》が出品される。2000年の同じ大阪市立美術館のフェルメール展における5点を上回る6点。どのように展示されるのだろう。是非訪問したい。