東京でカラヴァッジョ 日記

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びょうぶとあそぶ - さあ、絵の中へ(東京国立博物館)

2017年07月29日 | 東博総合文化展

親と子のギャラリー
びょうぶとあそぶ
高精細複製によるあたらしい日本美術体験
2017年7月4日~9月3日
東京国立博物館本館特別4室・特別5室

 

   トーハクの夏休み企画。

 

   長谷川等伯の「松林図屏風」および尾形光琳の「群鶴図屏風」の作品世界を、複製と映像のインスタレーションで体感するという体験型展示。

   さあ、絵の中へ。。

 


特別5室


   特別5室に入ると、まずは松林の道。松の木を映す薄い布を除けつつ、暗めの道を抜けると。


   大型スクリーンが登場。
   高さ約5メートル、直径約15メートルの半円形の大型スクリーンに映し出される映像(約10分間)と松林図屏風の高精細複製画。 

 

《松林図屏風》(綴プロジェクトによる高精細複製品)
原本:長谷川等伯筆 
安土桃山時代・16世紀
東京国立博物館蔵 

 

   靴を脱いで、畳の上で屏風を鑑賞する。


   映像は、東博蔵の長谷川等伯筆「瀟湘八景図屏風」の世界、やがて「松林図屏風」の中へ。。

 

 

特別4室


   特別4室の入口から撮影。

 

   入口左手「かべにつるがとぶよ」。

   奥に見える屏風は。

《群鶴図屏風》(綴プロジェクトによる高精細複製品)
原本=尾形光琳筆 
江戸時代・17~18世紀
アメリカ・フリーア美術館蔵 

 

   映像は約3分間で約3分間のインターバルがある。


   羽ばたく鶴。

 

「人の数だけつるがまいおります」。

 


   今鑑賞者は、私も含めて8人かな。

   なお、舞い降りる鶴の数は、最大9羽まで(1089ブログより)。

 


「ちかづいてつるをびっくりさせてみよう!」


   何が起こるのか。  


   「それはヒミツです。」「ぜひ、会場でお試しくださいませ。」(1089ブログより)とのことなので、私も記載しない。

 

   最後は、金色のバックが黒に変わり、鶴たちが歩いて、尾形光琳の屏風の中へ。。

   そして、照明が金屏風を照らしはじめ、幻想的な雰囲気に。

 

 

関連展示


   本館18室「近代の美術」では、「屏風の作品を展示して屏風特有の絵画表現の特徴をご覧いただ」くとして、4点の屏風が展示。うち1点の画像を。

 

《柳蔭》
横山大観筆
大正2年(1913年)

赤のA地点から↓

 

黒のB地点から↓

 

金色のC地点から↓

 

 



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