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2020年最もググられた芸術家および芸術作品

2021年04月07日 | 西洋美術・各国美術
2020年に最もググられた芸術家(西洋美術)
(世界地図)
(記事)
 
   調査対象198カ国において各国の1位を獲得した国数の多い芸術家ランキングとなる。
 
1位:レオナルド・ダ・ヴィンチ
  82カ国
  東欧諸国、南部・東アフリカ諸国、南アジア諸国、オセアニア諸島国で強い。ノルウェーやマルタも。
 
2位:フリーダ・カーロ
  29カ国
   母国メキシコのほか、ブラジル、他中南米12カ国、米国、スペイン、北欧3カ国、ギリシャ、トルコなど。
 
3位:ファン・ゴッホ
  24カ国
   北アフリカ諸国、アラビア半島諸国、中央アジア諸国で強い。カナダ、ポルトガル、タイ、ミャンマー、ベトナム、香港など
 
4位:アルテミジア・ジェンティレスキ
  23カ国
   母国イタリアのほか、ドイツ、スイス、オーストリア、オーストラリア、ニュージーランド、中南米8カ国、中国など
   
5位:ピカソ
  18カ国
  西アフリカ・中部アフリカ諸国で強い。
 
6位:バンクシー
  14カ国
   母国とされる英国のほか、フランス、オランダ、ロシア、ブルガリア、アイルランド、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、モナコ、サン・マリノ、台湾、日本など。
 
7位:ベラスケス  
  2カ国
   ナイジェリア、ウガンダ
 
8位:1カ国
キース・へリング(ベルギー)
ニコ・ピロスマニ(エストニア)
ウィリアム・ブレイク(イエメン)
ミロ(インドネシア)
ファン・ルナ(フィリピン)
ホックニー(韓国)
 
 
   アルテミジア・ジェンティレスキの登場には意外感があるが、わずか13人と特定の芸術家に集中している。
   大陸ごとに特定の芸術家への集中傾向が見られるが、そもそもこれら結果がどんな傾向を表していると言えるのかよく分からない。Google/Doogleの仕掛け次第のような気もする。他の要素が影響している可能性もある(特定国における音楽、レストランなどの別要素の影響を挙げるコメントがあった)。1位バンクシーの国は共通項があるような気もする。
 
 
 
2020年に最もググられた芸術作品(西洋美術)
 
1位:レオナルド・ダ・ヴィンチ
《モナ・リザ》
 
2位:ピカソ
《ゲルニカ》
 
3位:レオナルド・ダ・ヴィンチ
《最後の晩餐》
 
4位:ムンク
《叫び》
 
5位:ベラスケス
《ラス・メニーナス》
 
6位:グラント・ウッド
《アメリカン・ゴシック》
 
7位:ミケランジェロ
《アダムの創造》
 
8位:フェルメール
《真珠の耳飾りの少女》
 
9位:ダリ
《記憶の固執》
 
10位:ヒエロニムス・ボス
《快楽の園》
 
 
   西洋美術史に燦然と輝く名作で、かつ、いろんなシーンで目にする超人気作ばかりである。
   ただ、私的には、《アメリカン・ゴシック》という作品の存在を知ったのは数年前のこと。
   アメリカの画家グラント・ウッド(1891〜1942)が1930年に制作した作品で、シカゴ美術館が所蔵する。
   「アメリカ中西部の典型的な農家の男女をアメリカの伝統的、もしくは前近代的な存在として描いた」という。「アメリカでもっと有名な作品」とも言われるらしい。確かにネタに使いたくなる作品である。


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