ラファエロ展
2013年3月2日~6月2日
国立西洋美術館
ラファエロ展も、「いよいよ、6月2日に帰国」(という新バージョンのポスターを見たが、ちょっと正確ではない気が)。
会期末を控え、20時までの夜間開館を、従来の金曜日に加え、5/25(土)、5/28(火)~6/1(土)にも特別実施するという。
もう一度の訪問を考えていた私は、混雑を避けられそうな、平日火曜から木曜の特別夜間開館時間帯を狙うこととした。
ラファエロ展の入場者の推移は、公式サイトによると次のとおり。
開始 :3月2日
10万人:3月22日(18日目)
20万人:4月12日(36日目)
30万人:5月8日(59日目)
40万人;5月22日(71日目)
? :6月2日(81日目)
それぞれの記念の入場者は、すべて女性、それも学生さんとか20歳代の方。ラファエロのイメージに合わせているのかなあ。
40万人目の人は、ちょっと雰囲気の違う方だなあと思ったら、「ミスユニバースのファイナリスト」、「学芸員資格」という方であるらしい。
なんとか実現した平日の夜間開館時間帯の訪問は、18:50頃の到着。
空いている、とはいかないが、期待どおりの程度。
客層は、会社帰りのサラリーマンやOLという感じの人が大半で、それも、若い層や年配の層は少なく、30~40歳代という感じ。普段とは雰囲気が違う。何か、でこぼこ感がある。
メインの≪大公の聖母≫。
今までなかったパーティションが登場し、最前列の人は「1歩ずつ進め」攻撃を受けていた。
再度戻った際は、パーティションは撤去され、いつも通りの鑑賞ができるようになっていた。
やはり、絵までの距離感だろうか、現地で見たときほど強く惹かれない。
他の絵と同じくらいの高さに飾ってあれば、印象はだいぶ変わったと思う。
現地で再会したいものである。
≪大公の聖母≫のほかは、≪聖セバスティアヌス≫、≪無口な女≫に時間を費やした。
日本にいながら、こうして多数のラファエロを一度に観賞することができるとは、関係者に感謝します。