東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

2020年の展覧会、楽しみな出品作5選

2020年01月08日 | 展覧会情報

   日経TRENDY2020年1月号臨時増刊「日経おとなのOFF   2020年絶対に見逃せない美術展」、および、美術の窓2020年1月号「今年の展覧会250」を眺める。

   楽しみな展覧会が多数掲載されている。


   そのなかから、特に楽しみな出品作5選。
   私の好みから西洋美術に限定。

 
 
   まずは、やはりカラヴァッジョ!
 
   1989年以来31年ぶり2度目の来日。
   ルーベンスやフラゴナール、ジェリコー、セザンヌも模写した画家の代表作の一つ。
 
1)カラヴァッジョ
《キリストの埋葬》
1603-04年、306×214cm
バチカン美術館絵画館
 
カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展
2020年10月21日〜11月30日
国立新美術館
 
   
   カラヴァッジョといえば、札幌・名古屋を経て、現在大阪でカラヴァッジョ展が開催中。大阪限りの出品作で2001年以来18年ぶり2度目の来日となる本作も観たい。
 
・カラヴァッジョ
《執筆する聖ヒエロニムス》
1605-06年、112×157cm
ボルゲーゼ美術館
 
カラヴァッジョ展
2019年12月26日〜20年2月16日
あべのハルカス美術館
 
 
 
   同館史上初となる海外での所蔵作展、名品揃いの出品作全61点から2点。
 
2)カルロ・クリヴェッリ
《聖エミディウスを伴う受胎告知》
1486年、207×146.7cm
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
 
3)パオロ・ウッチェロ  
《聖ゲオルギウスと竜》
1470年頃、55.6×74.2cm
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
2020年3月3日〜6月14日
国立西洋美術館
 
   挙げだすと本展出品作だけで残りの選が埋まってしまうので、選内は2点に留め、以降選外として続ける。
 
・ポッティチェッリ
《聖ゼノビウス伝より初期の四場面》
1500年頃、66.7×149.2cm
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
・サヴォルド
《マグダラのマリア》
1535-40年頃、89.1×82.4cm
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
・ベラスケス  
《マルタとマリアの家のキリスト》
1618年頃、60×103.5cm
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
・レンブラント
《34歳の自画像》
1640年
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
・フェルメール
《ヴァージナルの前に座る若い女性》
1670-72年頃、51.5x45.5 cm
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
・カナレット
 《ヴェネツィア:大運河のレガッタ》
 1735年頃、117.2 x 186.7 cm 
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
・ゴッホ
《ひまわり》
1888年、92.1×73cm
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
   他にも実物と対面して魅せられる作品多数の予感、非常に楽しみな2020年最大の西洋美術展覧会。
 
 
 
   「死の惨事」シリーズ。1963年、A&P社のボツリヌス菌が混入した「チャンク・ライト・ツナ」缶を食べて2人の主婦が死亡した事件が題材。
 
4)アンディ・ウォーホル
《ツナ缶の惨事》
1963年
アンディ・ウォーホル美術館
 
アンディ・ウォーホル・キョウト
2020年9月19日〜21年1月3日
京都市京セラ美術館
 
    3年ぶりにリニューアルオープンする京都市京セラ美術館(京都市美術館)限りの開催。遠征します。
 
 
 
    フランシス・ベーコンの展覧会が今秋開催。
 
5)フランシス・ベーコン
《自画像》
1936年頃
バリー・ジュール・コレクション
 
フランシス・ベーコン・ドローイング展
バリー・ジュール・コレクション
2020年10月3日〜11月23日
渋谷区立松濤美術館
 
  2013年の東近美の回顧展と異なりドローイング主体の模様。バリー・ジュール・コレクションから初期油彩画、ドローイング、資料など約130点の公開。
 
 

   2020年も、感動の作品に多数出会えることを期待しています。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。