東京でカラヴァッジョ 日記

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「伊庭靖子展 まなざしのあわい」(東京都美術館)

2019年08月23日 | 展覧会(現代美術)
伊庭靖子展   まなざしのあわい
2019年7月20日〜10月9日
東京都美術館
 
 
「モティーフの質感」「それがまとう光」「空気感」。
「自ら撮影した写真をもとに制作するスタイル」であるらしい。
 
 
1:クッションと寝具のシリーズ
 
2:器のシリーズ
 
3:モティーフをアクリルボックスに入れる。アクリルボックスに映る周囲の風景も描く。
   本展のために東京都美術館で撮影した写真をもとに制作した作品6点は、写真撮影可能。
 
4:暗さのなかの淡い光に注目したシリーズ。ヴェールのようなものに部分的に隠された器や瓶。
 
5:版画&立体視の映像作品。
   後者はどうしても立体視できずに諦める。
 
 
【東京都美術館で撮影した写真をもとに制作した作品】
 
 
 
 
 
   私的に初めて名を知る作家。その空気感を楽しむ。
 
 
【本展の概要】
    画家の眼とモティーフのあわいにある世界に魅せられた伊庭靖子(1967-)は、触れたくなるようなモティーフの質感やそれがまとう光を描くことで、その景色を表現し続けてきました。自ら撮影した写真をもとに制作するスタイルは変わりませんが、近年、それまで接近していたモティーフとの距離が少しずつ広がってきました。空間や風景への関心が高まり、まわりの風景が広がることで、伊庭の絵画は新たな展開を見せています。 東京都美術館で撮影した写真をもとにした絵画をはじめ、版画、さらに新たな試みとして映像作品を発表します。伊庭の個展は、2009年の「伊庭靖子──まばゆさの在処──」(神奈川県立近代美術館)以来、美術館では10年ぶりの開催となります。本展覧会では、近作・新作を中心に紹介しながら、そこに至る以前の作品も併せて展示することで、この10年の変化とともに伊庭靖子の変わらない関心の核に迫ります。


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