2011.3.11平成の大津波被害と博物館
-被災資料の再生をめざして-
平成26年2月8日~3月23日
江戸東京博物館
【博物館HP】
平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、戦後最大の自然災害となりました。数多くの尊い生命や財産が失われ、地域の文化財や博物館も甚大な被害を受けました。あれから3年、被災した文化財等のレスキュー活動は、地域の人々と、他地域の様々な機関・個人との連携により今も続けられています。
そうした活動に対する理解を深め、被災の記憶を繋いでいくための支援として、岩手県立博物館と昭和女子大学光葉博物館との共催で行われた展覧会を、両館のご協力により当館でも開催する運びとなりました。
本展では、津波によって深刻な被害を受けた陸前高田市を中心とした岩手県内の被災文化財のうち、修復がなされた資料について、それが展示されるに至るまでの救出活動や保存処置といった過程とあわせて紹介します。また、復興へ向けた博物館の取組みについても展望します。
【導入部】
◎東日本大震災津波詳細地図~岩手県抜粋版~
◎津波で止まった時計
(陸前高田市市民体育館設置)
◎津波の猛威・被害を示す写真パネル12点
◎過去の大津波被害を伝える視覚媒体
大海嘯極惨状之図(1896)
風俗画報(1896)
アサヒグラフ(1933)
【被災文化財】
キャプションで、文化財の価値や修復の経緯・方法等が紹介される。
◎古文書
◎伊万里焼、漆椀
◎昆虫標本、植物標本
◎遺跡・貝塚出土品
◎隕石
◎化石
◎青い目の人形、紙芝居等(教育関係)
◎オシラサマ
◎絵馬
◎鉱石
◎日用品、漁具
◎屏風
◎仏像