孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

軍鶏日記vol.30

2006-07-12 03:54:22 | シャモニー 2006
初体験

14:30 10分もしないでなにやら賑やかな場所にでた


先頭を滑るガエラ(仮名)がスキーを脱ぎ、みんなにもスキーを脱ぐように言う。なんだ?なにが始まるんだ?

先が気になりちょっとのぞきに行く、この先の状況を見て別のオプションがあればと思ったんだけどこりゃダメだ、ガエラ(仮名)の言うこと聞いてくれ。
「この先は飛ぶしかありません、こりゃあダメですよガエラ(仮名)の指示に従って下さい。」と叫ぶ。



ジャン(仮名)がやってきてこっちおいで。なにがあるんだ?狭いところに連れて行かれたと思ったらここをジャンプしろと、ジャンプと同時に身体をひねり小道で急停止、そこからスキーの長さよりも短い岩の間を抜け再び急停止、ここで泊まれなきゃクレバスにまっ逆さまだよ


なんだよこの先はさらにやばいじゃん、上から滑り込んでくるものをいれば、スキーを脱いでくるもの、失敗して転んでるやつもいるけど、滑る前からびびっちゃってるやつもいる、この斜面もそうだけど、この先のあのクレバスは見た目に嫌だねかなり圧迫&威圧感がある、こりゃ大変だ。
この岩&クレバス滑りがこの旅で一番手に汗握った瞬間だった、楽しかった。




さてとコイツも飛ばなきゃいけないのか?結構やっかいだぞかなりの高さあるしランディングバーンは固い。

ジャン(仮名)がスキーを脱ぎここで待っているように言う、こういう時は必ずガイドの言うとおりにしなければならないそうしなければ大怪我大事故に繋がる、大人しく言うことを聞き待っているとジャン(仮名)がザイル(登山用ロープ)を持って帰ってきた。



ポールを2本左手に持ちザイル(登山用ロープ)を右腕にからませてしっかり持つように言われる。そして身の丈以上の段差を横滑りしながら降りる。ふっー降りれた、でもこれみんなやるの? なんて思っていると後方からガエラ(仮名)がみんなと一緒に現れた、ア~レ~♪

なにやら楽しげな洞窟を通ってきたらしく皆感嘆の声をあげている。


<シャモニー版・青の洞窟>


降りてきたみんなの邪魔にならないようにトラバースのラインから外れて待つことにする、そうだどうせ待つならみんなの写真も撮ろう。

左にはぱっくりクレバスが口を開いている、ここは安全な場所?
あとでくっしー(仮名)からもらった写真を見たらおれの立ち位置はみんなからみれば結構邪魔でなおかつ危なっかしい嫌なところでみんなの無事を見守っていた。



1番最初に降りてきたのはセイコさん(仮名)。
この一瞬を逃してはならないとシャッターを切る。ジャン(仮名)ガエラ(仮名)がそれぞれにザイルを持ちみんなを安全に降ろしてくれる


顔を引きつらせて降り始めたはずなのだが降りきっておれとすれ違う時には笑顔で「楽しかった」と皆が言う、やっぱり皆おれと同じ匂いがする(嬉しい~~)
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軍鶏日記vol.29

2006-07-10 00:21:25 | シャモニー 2006
選択

13:10 ア~レッ! 広大なコースをどこまでもどこまでも滑り進んでいく、今日滑り終わるのは一体どんなところなんだろう
想像を絶するこの氷河大滑降である。



14:10 メールドグラス(氷河)へ到着する。

目の前には超巨大なセラックがある、氷河の下で斜面が大きく変化しているせいで氷(氷河)の表面も割れてセラックも出来上がる。人間の力では到底できない自然の神秘である



モンタンベール鉄道が走っている。
通常の(日本人の)ツアーではここで滑走はおしまい、おとなしくあの長~い階段を登りケーブルカーに乗り、シャモニーの町までモンタンベール鉄道に乗って戻るのです。


ジャン(仮名)>>ここではふたつのオプションがある。


ひとつはこの階段を登りケーブルカーで駅まで行って鉄道に乗り町まで帰る
もうひとつはこの先も滑り最後20分ほど歩く

さあキミ達どっちにする?




あの階段が長すぎなんだよ、あの階段上りましょうって言ったって上りたがるやつなんていないよ。でもジャン(仮名)に聞いたよね、どっちが楽か。ジャン(仮名)はこの階段って言ってた
そしておれも「この階段もちろん長いけど見た目ほどは長くないよ、夏あるいたことあるもん」って。



そしてみんなでだした結論は満場一致で後者、滑って歩くだった。
このあとに待ちゆくものは、、、、






ちなみに後日スーパーモンブランツアーで来ていたヨボヨボ達に聞いたんだけど、ヨボヨボ達はみんなあの長~い階段を登ったんだって

ヨボヨボ達を率いていたのはハクノ氏(仮名)。ハクノ氏(仮名)からもどんな手を使って登らせるのか聞いてみたかった。

ヨボヨボ達は登り、我らは満場一致で歩くことを選ぶ。。。。



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軍鶏日記vol.28

2006-07-07 22:57:58 | シャモニー 2006
ニッポンの心

時々コース脇のノートラックをかじりながら滑り進めていく。
ノートラックはまだまだある(嬉)。

ひとつ前の10人ほどのグループがゴマ粒大の大きさしかない
このバレーブランシュのがスケールの大きさ本当によくわかる、バレーブランシュ超感動、自然の凄さにしびれまくり!

滑り進めても滑り進めても一向にゴールが近づいてくる気配も無くそろそろお腹も空く12:00を迎える。

この天気だ、もちろんおにぎりは青空の下で食べよう。
クレバス&セラックが一望できるこの斜面でひと休みだ。


<さあ、ランチタイム!>


12:30 やっぱりお弁当はおにぎりだね。ニッポン人を感じることができる瞬間だ。
最近じゃあ弁当っていうとサンドイッチやピラフといった洋食系のものばかりだけど「おにぎり」だね、ニッポンの心です。
デザートにカリントウといちじくが出てきた。

フランス人・ジャン(仮名)がカリントウをとても気に入った様子、甘くて美味しいニッポンのお菓子どうぞ召し上がってください(おれのじゃないけど笑)。


この日差しはホントに強いね~、かりんとう色にこんがり焼けそうだよ
ご飯を食べてなんだかとても気持ち良くなり昼寝モードになってきた、こんなところで昼寝ができたら幸せだろうなあ

いけね、本当に焼けちゃう。
日焼け止めを塗らなくちゃ、ヘルメット被っているけど耳と首もしっかり塗っておこう。
タケバヤシさん(仮名)と連れネイチャーコール(小)を済ませ再スタートの準備をする。


<ネイチャーコール(小)in バレーブランシュの図>

向かいの山々には幾つものスキーの跡が付いている。滑ってきたものばかりでない、登っている跡もたくさんついている。

登って行きイタリアやスイスへ滑り降りてくる者もいれば、スイスやイタリアから登って来てここフランスへ滑り降りてくるものもいる。

国境をまたいでのスキーか、ツエルマットやバルディゼールで経験したことはあるけれど山岳スキーでの経験はない。

『カオル企画最終章』では是が非でも「カオルとオートルート」を催行し山岳スキーでフランスからスイスへ渡り歩きたいものだ。
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軍鶏日記vol.27

2006-07-07 14:21:33 | シャモニー 2006
バレーブランシュ大滑降

素晴らしい景色もまだまだ続くけどいよいよ滑走開始!

今回の凄腕メンバーでは「脱・クラッシクルート」をやりたかったんだけど、そんなことを言ってられる状況じゃなくなってしまった。

其の一、雪崩の恐れがありすぎ。
其の二、メンバーに体調不良者有。
其の三、ツアーは安全が最優先(当たり前)。

ケイゾーじいちゃんが99歳で滑ったクラッシックルートでは面白味に欠けるので、滑っては面白いルートを探し、滑っては面白いルートを探す、超ハードな「カオル企画版バレーブランシュ大滑降」を思い描いていたのだけれどやっぱヨーロッパのスケールはでかい、でかいよ。
おれが想像していた以上にでかかった、そして危険もついてまわってきていた。

ヨーロッパなめんなよ! by P氏 



ジャン(仮名)はいつも的確におれ達の技量とコンデションを見ている。
おれ達の中で雪のコンディションと滑りの技量がマッチしてガンガン滑れる者は2人だけだった、数人は技量に問題があり、数人は身体のコンディションに問題があった。

おれが知っているみんなだけど、おれがイメージしているみんなは最高に調子の良いみんな、気持ち良く滑れてて楽しんでいる時のみんな。

そのイメージでみんなを連れまわすと過去3回のツアーのように事件・事故が興りえてしまう。
ジャン(仮名)が再三再四ノートラックのオフピステを滑らずにセイフティーを選んだのは全て同じ理由だろう。



<Karlとジェダイマスター・ジャン(仮名)>


滑りたい人、滑ってみたい人がどうしても表に出やすいけれど滑ることに躊躇してる人、滑ることに自信がない人も確実にいる。無理をすれば怪我をする、怪我無く無事に帰ることが旅の最大の目的である。このことをジャン(仮名)は無言で強く教えてくれた。



シャモニーを始めとするヨーロッパで山岳ガイドをしているジャン(仮名)にとって無事にクライアントを帰すというミッションは最大であり最低限なのだろう。そして人命が掛かった修羅場を幾度となく経験していることも伺える。


ジャン(仮名)は33年間のガイド人生のなかで一体何を失い、どれほどの経験をしてきたのだろう。ジャン(仮名)と過ごした6日間おれは何度この問いを自分自身にしたのだろう。。。

「安全第一」。当り前すぎるこの言葉が一番難しいことはおれ自身もわかっていたはずなのに、、、ノートラックを見せてもなお滑らせないジャン(仮名)の姿勢にプロを感じた。





何度も言うが先週は大変な大雪であった。

今週はこうやって氷河滑降もできているがメインルートをはずれるとクレバスやセラックなどが隠れている、もちろん大事故に繋がるような大きなものは無いだろうが怪我に結びつくようなものはそこら辺にゴロゴロしている

とにかく素晴らしい天気である。
この景色、この天気、この雪、超サイコー。

こんなバレーブランシュを滑れるなんておれ達はなんて幸せなんだろう




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軍鶏日記vol.26

2006-07-04 16:01:40 | シャモニー 2006
稜線ハイクダウン

「景色最高」と言いながらも定まらない足場を気にしながら谷底へ向かってまっしぐらの稜線を歩くのはなかなか勇気のいるものだ。

ガイドがクランポンを履き、ザイルをがっちり持っていてくれるのはよくわかっているのだが怖いものは怖い

展望台から出てすぐは滑りやすい階段だ、でもまだ階段だから歩き慣れている。
階段が終わるともちろん雪上、とっても滑り易いので慎重に慎重に歩を進めていく

特に先発隊先頭のミオさん(仮名)には相当なプレッシャーが掛かっているようだ。
元来あまりこういうのが得意ではなさそうなミオさん(仮名)だったがジェダイマスター・ジャン(仮名)から直々に先頭を頼まれては嫌とは言えず一番大変な先頭で頑張っている



我らの歩みが遅いせいか後ろは大渋滞をおこしつつある。

雪上も歩き慣れてくると早く歩けるもので後半はスッタカスッタカ進むことができた、おれがあんまりスッタカ歩くもんだからすぐ後ろを歩いていたトモさん(仮名)が2回も転んでしまった、スンマセン。

生きた心地のしなかった稜線ハイクダウンも終わり、ホッとひと息。

ハルさん(仮名)疲れましたね、まだ朝だっていうのに?
3800mで吸うタバコって美味いんでしょ、タケバヤシさん(仮名)?

<一服のひとコマ>


このバレーブランシュ大滑降での持ち物について話しておきましょう。

通常のゲレンデスキーと大差はないのだけれど、それは天気が良過ぎるから
通常は万一の防寒対策も含めての持ち物となる、実際おれも天気が持つことを信じて疑わなかったので持って行かなかったエマージェンシーブランケット(緊急用簡易掛布)等もある。

まあ、晴れの日の1例としてください。
水、チョコレート、おにぎり、飴、タオル、日焼け止め、予備グローブ、予備ゴーグル、予備ネックウオーマー、ホッカイロがバックパックに入っている。

この他にカメラ、予備電池、コンパス、温度計、サングラス、マップ、キャラメルをズボンのポッケに携帯している。

こんなモノを持って滑っています。
もっと他に必要なものあったら教えてね。

山ノボラーのつばきちゃん(仮名)まっきー(仮名)きくちゃん(仮名)なんかもっと持ってそう。



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軍鶏日記vol.25

2006-07-04 15:39:09 | シャモニー 2006
興奮せずにはいられない

先ず展望台(3842m)へ行く。



目の前にヨーロッパの屋根、欧州で一番高い山モンブラン4901mがそびえる。

アルプス三大北壁のひとつを持つグランドジュラス、とんがり山のドリュー、
遠くにはヨーロッパアルプスの代名詞的存在スイス・マッターホルン4478mも望める。

実はおれシャモニーへ来て晴れたの今回が初めてなんだ
何度もこのエギュード・ミディ展望台にも来ているけれどモンブランを見たの初めて。

スイス・クラインマッターホルン展望台からもこのモンブランを見れたことがなく、初めてモンブランを見たのは2003年カオル企画で行ったバルディゼールから見た時だった、これ内緒ね

と言う様に、みんなはいつ行ってもあれだけの景色が待っていると思っているのかもしれないけれどあの景色の有難さを一番感じていたのはおれです、全身に鳥肌を立たせながらすんばらしい景色に見入っていたのさ。




みんなわーわーきゃーきゃー言っておれの山の説明なんか聞きゃあしなかったけど、別にいいですどうせ覚えていてくれるわけないし、でもねあーゆー時くらいしかガイドらしい仕事廻ってこないじゃん、今回ジェダイマスター・ジャン(仮名)がいてくれたおかげでゲレンデでは出番ないし、おにぎり弁当の手配とかじゃなくてたまには表舞台で仕事させてよ。なんてね笑。


おれもみんなの写真を撮りまくり、この一大超イベントの思い出をたくさん残せるようにお手伝いする。

トモさん(仮名)のビデオ、くっしー(仮名)のデジカメ、タケバヤシさん(仮名)の一眼レフカメラ、思い出をぎっしり詰めよう


さあ、いよいよ氷河滑降に出発だ。

トイレを済ませて、1本のザイルに6名ずつ繋がれる、運命共同体の出来上がりだ。マッターホルンの初登頂を決めたエドワード・ウィンパーらがそうであったようにおれ達は1本のザイルで命を結びこれから稜線上を歩くことになる。

ジェダイマスター・ジャン(仮名)がしんがりを務める(仮にA班)先頭にみおさん(仮名)つばきちゃん(仮名)まっきー(仮名)じぇみい(仮名)つかちゃん(仮名)せいこさん(仮名)くっしー(仮名)の先発隊。


元気者・ガエラ(仮名)がしんがりを務める(仮にB班)先頭はカール、ともさん(仮名)はるさん(仮名)タケバヤシさん(仮名)ナカタニさん(仮名)の後発隊。
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軍鶏日記vol.24

2006-06-29 00:18:11 | シャモニー 2006
決戦は水曜日

3/15 快晴・バレーブランシュ大滑降(5日目)

しっかり朝ごはんを食べる。
ごはんと言ってももちろんクロワッサンとカフェオレだ、おれはもう仏蘭西人かもしれない。

8:15 いつもいろいろと世話を焼いてくれるオカムラさん(仮名)がおにぎりを届けてくれる。
ひょっとしてこのおにぎりってオカムラさん(仮名)作?

8:30 ホテル前集合。

心なしかみんなの表情がかたい気がする、体調不良のせい?心配性のせい?昨日寝不足のせい?飲み過ぎたせい?心当たりはあるかい?

ジャン(仮名)ガエラ(仮名)もやってくる、ハーネスとビーコンを各自に渡してくれる。

昨日お休みだったはるさん(仮名)せいこさん(仮名)くっしー(仮名)からガエラ(仮名)のことをかなり曲がった人物紹介をもらってない?え、結構あってる?

ホテル前から歩いてエギュード・ミディのゴンドラ乗場まで移動する、5分も掛からない。



ゴンドラを乗り継いで3842mに到着する


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軍鶏日記vol.23

2006-06-27 23:12:01 | シャモニー 2006
シャネルのスキー

夕食はイタリアン、ここのお店は超おススメだ!
3年前のスイス駐在時に来た事がありピザ、パスタ何を食べても美味しかった。みんなもイタリアンは大好きということでノリノリでお店に出掛ける。

19:00からの食事ですぐにお店は大混雑になる、おれはスパゲティ・ボンゴレビアンコが大好物である。メニューにない料理を出してくれるのが一流のお店と信じて疑わないおれはここでもメニューにないボンゴレ・ビアンコをオーダーしてみる。

ウエイトレスのかわいいお姉さんが申し訳なさそうにウチにはないと言う。まあ仕方ないよね、そんなの。

メニューにあるボンゴレ・ロッソを注文して待っていると、なんとボンゴレ・ビアンコが出てきた。
大喜びのおれ、ウエイトレスのかわいいお姉さんが微笑んでくれる、おまけにこのボンゴレ・ビアンコがめちゃめちゃ美味い、ウンやっぱりいい店だ

昨晩からのどの調子がすこぶる悪い。
今日はノンアルコールで行こう、たっぷり食べて栄養補給して、ゆっくり寝ます。

食事の後、19:00にはほとんどのお店が閉店してしまうシャモニーの町中をウインドウショッピングをする。

みおさん(仮名)のお気に入りのシャネルのお店。
シャネルのスキーウエアは見たことあったけど、シャネルのスキーがあるとはね。



ちなみにシャネルのスキーは70万円(推定)です。
ともさん(仮名)おれにも買って。





明日はいよいよバレーブランシュだね、楽しみだね。

おやすみなさい。

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軍鶏日記vol.22

2006-06-25 00:22:46 | シャモニー 2006
オフピステ滑降再び!

更に更に盛り上がることが待っていた。

もはや「カオル企画」ではお馴染みアイテムになってきたビーコン(雪崩時探知機)と一緒に渡されたものは”ハーネス”。ザワザワザワとざわつく我らにジャン(仮名)が「驚くことはない、念の為だ、心配するな」と。


<こんな標識出てるとこで滑るのだ>

これは驚くでしょう、念の為って何の為? 心配するなってこれで安心しろってかい? とツッコミたくなるけどまあジャン(仮名)を信じて。


ハーネスを装着してロニオン・グランモンテへ出発。
今日はもちろんオフピステメインの滑走だ、コブ、悪雪、ノートラック、やっぱりスキーは楽しい。

元気者のガエラ(仮名)と老練ガイドのジャン(仮名)と我ら10人の滑走とても楽しく続く。



ランチは昨日と同じセルフサービスのレストランで。
昨日とっても美味そうに見えたスパゲティ・ボロネーゼにする、もちろんセルフサービスなので「とっても美味しそうに見えただけ」であることは言うまでもない。



ジャン(仮名)はいつも赤ワイン、メインディッシュ、デザート、カフェを注文する。
今日は子供ほど年の離れた後輩ガイド・ガエラ(仮名)に赤ワインを振る舞っていた、コーヒーは使いっぱのガエラ(仮名)がジャン(仮名)の分と2人分を注文して持ってきていた、ここにも体育会系は存在するらしい


<日焼けを嫌う者たち>

午後からはバンダリーを越えてオフピステに入っていく。
昨日はビーコンもハーネスもなかったので出られなかったが今日はOK、アンゼンティエラ氷河の上を滑走する



昨日でも氷河を間近に見て十分に感動していたが今日はその上を滑走してしまうのである、昨日以上の感動と興奮がここにある。
アーレッ!(Lets go!)



元気いっぱいの若者ガイドにも手ぬぐいのプレゼント
たけのこ柄の手ぬぐいを「タキノコー」と叫びとっても気に入ってくれた様子、バンダナ代わりに使ってね。

明日はいよいよバレーブランシュ大滑降だ。
この旅のメインイベントである。
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軍鶏日記vol.21

2006-06-23 23:29:05 | シャモニー 2006
ガブリエル??? 

3/14 山岳ガイドとオフピステinロニオン・グランモンテ(4日目)

あららら、なんか昨日より喉が痛い、オレンジジュースを飲みに行こう。
朝はクロワッサン、しっとりベーコン、半熟スクランブルエッグ、そしてカフェラテ。おれをフランス人にしてくれ~

つばきちゃん(仮名)のブーツの調子が悪いらしい、まあドライバーがあれば大丈夫そうだけどね。
「KARL」と彫りこんであるおれの十得ナイフに付いているドライバーを使ってもらう、ドライバーを貸す条件として「ホッカイロ」を1個もらう。
こんな条件出さなくても貸すんだけど、なんかホンキでやヤバイ気がしてきたんだよね、カオル菌。身体冷やさないようにしなくちゃ。

カイロはあんまりたくさん持ってこなかったんでもうなかったんだ助かった、これを背中に張って出動だ。

今日はハルさん(仮名)せいこさん(仮名)はスキーをお休みして観光に出掛ける
怪我明けと言うか怪我したままと言うか明日のバレーブランシュに備えてせいこさん(仮名)の休養も兼ねた観光だ。

おれはここシャモニーに何度か来た事があるけれだそれらは全て夏だった。
夏も山岳リゾートとして忙しい町になるのだけれどシャモニーとジュネーブは車で1時間程度の距離にあり、ジュネーブを始めとする観光地も点在する。

代表的なものだけでもレマン湖の畔モントルー、シオン城がある、その他マルティニやオードリー・ヘップバーン記念館もある。今回の旅行もスキーだけじゃもったいない気さえしてくる。

タケバヤシさん(仮名)トモさん(仮名)ミオさん(仮名)も今後の日程で観光を予定しているしね。
せいこさん(仮名)ハルさん(仮名)から夕食時にこれらの話を聞けることになっている楽しみだ。


8:45 集合時間に現れたのはお馴染みジャンリュック(仮名)とかわいい女の子のガイド???
いやいや違うオトコだ、男。
名前は「G」から始まるガブリエル???
ホントか!?違うだろ、ガエラ(仮名)だ、ガエラ(仮名)

もうひとりの山岳ガイドの名前はガエラ(仮名)。
24歳、元気いっぱいの若者でガイド歴は4年。ちなみにお父さんもお爺さんも山岳ガイドの良血が流れている。

おんなの子に間違われてしまうくらいの独特の甲高い声とハイテンションでみんなを更に盛り上げてくれる、ナイスな若者を連れてきてくれたよ、ありがとうジャン(仮名)。
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