
カトマンズのタクシーは基本的にはメーター制だそうだ。
ただし、ホテル前で客待ちしているようなタクシーは値段交渉をしてくるし、
何台かに1台は‘改造メーター車’で、やけに高速でメーターが上がるそうだ。
油断も隙もあったものではない。





カトマンズのタクシーの車体には「SUZUKI」の文字がある。
聞けばインド工場で作ったスズキ車だそうだ。
見たところ1000cc程度の車体とみた。





パタン散策を終え、次の目的地スワヤンブナートまでタクシーで行くことにした。
ダルバール広場で客待ちしている若い運転手に
「メータ・マ・ジャノス(メーターで行ってくれ)」
と言って乗り込んだ。
朝乗ったタクシーはメーターが壊れていたが、このタクシーはメーターが動く。
約200mか300m程でRs4.4ずつメーターは上がった。
パタンからスワヤンブナートまで渋滞もあって料金はRs340。
ちょっと高いような気もするが、Rs400渡して「釣りは取っとけ」とかっこつけた。






ちなみにこの運転手、私がスワヤンブナートを見ている間中、駐車場で待っていたのだ。
観光客であることは間違いないし、気前のいい客だと思われたようだ。
実際、この後タメルまで戻るのにタクシーを使おうと思っていた。
「待っててくれたの?」とフレンドリーに乗ったんだけど
今度は「タメルならRs200」と言い値を言ってきやがった。
「メーター・マ・ジャノス! でなきゃ降りるぞ」と言ってドアを開けたら
「あなたを待っていたんだからお願い」見たいなことを言う。
気の優しい日本人としては、「Rs150!」とケチな値切りをして交渉成立。
それでも降りる時、何となくこのネパリの若い運転手に悪いような気になった。
チップ用に日本から持ってきた4色ボールペンをあげたらすごく喜んでいたな。
製薬会社のネームが入った販促品なんだけど…
やはり私は、気が優しいんではない。
ただの気が弱く、気前の良い客だったようだ。