キャンプボニファスで軍バスに乗り換えた。
「許可があるまで写真は禁止」された。
車窓から北朝鮮の‘村’や世界一高い国旗掲揚塔が見えてくると
ガイドさんの説明にも緊張感が増した。
でも、まだバス内という空間には多少の安心感もあったのだ。
ところが
いよいよ板門店に着いて、バスを降りたら空気が一変したのだよ。
数十メートル先は北朝鮮領という‘繋がった’空間。
そこに、何の覆いも無いままに立っているという、ものすごい緊張感。
バス内で散々聞かされた「北の建物からは銃が狙っている」が
現実のものとして感じられた数分だ。
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まるで高校生のように「バスを降りたら2列で」進んだ。
一応見学地となっている『自由の家』はほぼ素通りして
いよいよメインの『本会議場』へ入った。
室内に入ると安心するのだな。
しかも、写真が許されて、兵士と並んで撮ってもいいし
窓の外も映す事が出来た。
ただ、時間だけは急かされたけど。
『本会議場』の中央に置かれたテーブルの真ん中が北と南の境界線。
室内だけど、3m程北朝鮮領内に入ったぞ。
情けない話だが、私は‘守られた空間’でしか威勢は良くない。
「兵士の後ろに行くと兵士は守ってくれません。」 でも並んで写真OK
南北の境界線。青い線は画像処理したもので実際は書いてないよ。
窓の外の北朝鮮領内。境界線を撮ればよかった。
この後、バスへ戻る時に言われたのが
「後ろを振り向くと、亡命者と間違われて撃たれるかもしれないよ。」
『ポプラ事件の碑』(バス内から)
『ポプラ事件の碑』の所で撮った監視所?(バス内から)
『帰らざる橋』(バス内から)