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金沢城公園

2013-02-27 09:51:30 | 2013年 国内の旅

加賀百万石の象徴は兼六園と金沢城。

兼六園は、当時の面影を残して現存しているが

金沢城の今は、城址公園となって、観光客や市民の憩いの場になっている。

まさにここは『兵どもの夢のあと』

 ← 石川門(城内から)

藩主前田家は外様大名であった。

しかし、将軍家との婚姻関係で準親族扱いを受けたそうだ。

将軍への忠誠の誓いを表すために、武家に武芸以外の習い事を奨励した。

それが、茶屋文化に代表される伝統文芸の発達を生んだのだろう。

また、金箔等の伝統工芸の発達も然りである。

 ← 菱櫓と五十軒長屋

兼六園の桂坂門を出て、道を挟んだ石川門から金沢城に入った。

城址公園の広大さが百万石の栄華を物語っていた。

櫓を構えた石川門。

全方向を見渡せるように菱形構造になった菱櫓。

武器と備蓄食料の保存のための長い渡り廊下の五十軒長屋。

どれも、復元されたものだが百万石を偲ばせるものだ。

 ← 五十軒長屋

ただ、これらを見て行くうちに気付いたことがひとつある。

城はもともと戦時を想定した建築なのだが

異様なくらいの物々しい防御姿勢を感じてしまう。

忠誠を誓いつつも、外様ゆえの不安感。

裏切りにはいつでも牙を剥くぞという緊迫感。

まさにここは『兵どもの夢のあと』