天龍寺は、足利尊氏が後醍醐天皇を弔うために建立した寺院
京都臨済宗派の寺社の格付けに五山制度と言うのがあるが
その最上位の格である「五山」の中の第一位格の寺院だ
天龍寺と言ういかにも格好のよい名前の由来は
足利尊氏の弟の直義が『大堰川に金龍が舞う』夢を見たことによる
正式名称は『天龍資聖禅寺(てんりゅうしせいぜんじ)』である
← 雲竜図(絵葉書から)
ただ、由緒はあるが何度も大火にあい、ほとんどが消失してしまった
今ある伽藍のほとんどは明治以降に再建されたもの
法堂の『雲龍図』はあまりにも有名だが
現在の天井画は1997年に描かれたのだ
それでも気高き品格を漂わせているのは、この寺の歴史の持つ重みによる
← 達磨絵
方丈にはなんとも愛教のある『達磨絵』がある
方丈の裏手には名勝指定第一号の『曹源池』がある
曹源池を廻って寺院の裏手を進む
美しい日本庭園を見ながら進むとしだいに竹林の様相が…
北門まで行くとその先は竹林の道
そして、トロッコ嵐山の駅に続く
庭園鑑賞料が500円かかるが
私には寺院内を抜けるための通行料にも思えた
← 北門
*因みに法堂内の雲龍図は別途500円かかります
また、庭園鑑賞料では再入場は出来ません