天龍寺北門を出てトロッコ嵐山駅に向かう
途中、京都の中の最も京都らしいと言われる竹林の道を通った
たかが竹林 … … …
子供の頃、竹林なんか家の周りにいくらでもあった
管理なんか適当で、生えっぱなしの竹林が多かったなぁ
そんな竹林でも
春になって筍が生えてきだすと、近所の悪ガキが暗躍する
タケノコ泥棒…そんな竹林も、最近は少なくなってきたようだ
されど、嵐山の竹林は
林の中の竹の群れがまっすぐ頭上に伸びていた
その竹林が頭上を遮り、暗く鬱蒼とした雰囲気をつくる
歩道は、裂け目のように遠くの光の方へ導いている
確かにちょっとした威圧感があるぞ
近所の安っぽい竹林とは格が違う…
でもやっぱり … たかが竹林 …
今まさに旬な竹の子を見ると俗世に戻ってしまうのだよ
食べごろがごろごろしている
垂涎の光景…
やはり私は俗物の中の俗物であった
なお、この道はタクシーも通る
竹に見とれて車にぶつからないように