翁の徒然なる日々

日々是自遊

こんにちは赤ちゃんは今・・・

2023-03-02 11:30:00 | 日々の徒然
 三月と聞くとやはりああ春だなぁ、と気持ちも何となく明るくなりますね。桜の蕾も準備万端咲く日を待っています、



 さて、今から60年前の昭和38年、梓みちよさんは「こんにちは赤ちゃん 私がママよ」と歌い大ヒットしました。

 その赤ちゃん、昨年生まれた赤ちゃんの数がついに80万人を割り込みました。

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 厚生労働省は28日、2022年の国内出生数(速報値)が前年比5.1%減の79万9728人だったと発表しました。80万人割れは、統計を取り始めた1899年以来初めて、過去最少の出生数になりました。

 コロナ禍で婚姻数そのものが少なかったのが原因とはいえ、衝撃的な数字です。『こんにちは赤ちゃん』が流行った頃は160万人の出生数でした。つまり当時の半分になったということです。

 子どもの数が少ないと、将来的には、介護人材不足、医師や看護師不足、その他エッシェンシャルワーカー不足など様々な場面で人がいなくなります。さらに様々な場面で支障が出て移民の受け入れも考えることになりかねません。

 男の子は80万人の半数の約40万人しかいないので、例えば消防士や警察官の数も減るということです。その他自衛隊員の数にも影響してきます。いくら防衛費を増やしても肝心の国を守る人がいなければ、武器が有っても張り子の虎です。

 今月下旬から選抜高校野球が始まりますが、今から15年後位には、高校野球も部員不足で一部の高校でしか大会運営が出来ない事態にもなりかねません。

 折しも国会では少子化対策についていろいろと議論されていますが、何となく危機感がないような気がします。

 もつとも、子どもの声がうるさいとして公園を無くす国ですからね、もっと真剣に議論して欲しいと思います。そして早く手をうたないといけません。検討している場合ではありません。

 LGBTとか同性婚云々と野党第一党などでは盛り上がっていますが、それはそれとして、少子化対策には全くなりません。同性婚も別にいいと思いますが、当たり前ですが同性婚では子どもは増えません。

 女性が子どもを産まなくなったのは、女性の社会進出もあると思います。子どもがいると休職せざるを得なくなり、職場復帰も難しい現実があります。

 せっかく積み上げたキャリアが途切れる、なんで私がと思うでしょう。企業も社会も女性が安心して子を産み育てられるような制度、仕組み作りを考えてもいいと思います。

 また、女性が子どもを育てる環境も大事です。今はとにかく教育費が高すぎますね。全額は無理としても高校までは全て国費で賄う、一部野党が主張しているように出来れば大学まで無償でも良いと思いますが、如何でしょうか。そうすると消費税が上がるかな。

 キッシーこと岸田首相は異次元の少子化対策と言っていますが、出生数80万人割れの現実を見てさらに踏み込んだ、それこそ異次元の少子化対策をやって欲しいと思います。

 柄にもなくこんなブログを書きました。お子さんの元気な声が聞こえる社会に戻ると良いですね。

 いつもの戯言です。ご放念ください。

 Have a good day!!


備考:カバー画像は「©︎いらすとや」さんのイラストを使わせて頂きました。感謝!