◆大変な一年
暇に任せて拙文をアレコレ書いているうちに大晦日になりました。
毎年そうですが、今年は特に大変な一年でした。何しろ参院選の選挙応援演説中の一国の総理大臣経験者が凶弾に倒れて亡くなるなどという誰も予想だにしなかった大変な事がありました。
我が家にとっても、家族(愛猫)の死という忘れられない出来事があり、ようやく半年経ちましたが、まだ喪に服しています(喪中ハガキこそ出していませんが)。
そして、故安倍晋三元総理の国葬を巡っては国論が二分、マス・メディアは賛成の声は封じられたように小さく一方反対の声を大きく伝えました。いつもそうです、酷いものです。
一部の野党議員は欠席通知をわざわざSNSに投稿する始末、日本人として情けなくなりました。そして、いざ国葬当日になると若い世代の人も献花に多く訪れ、長い列ができました。これが民意です。
加えて、安倍元総理の死を悼む間もなく、降って湧いたような宗教団体叩き、民放地上波のテレビ局は連日のように騒ぎ、煽り立て、法律制定にまでこぎつけました。しかし、果たしてこれで一件落着となったのでしょうか?
ところが、被害者救済法が成立した途端、宗教団体関連の報道はパタっと無くなり、サッカーワールドカップ一色、そして、この年末年始には、特番と称する芸能人救済のような番組をたれ流しています。
そして今夜はその極めつけ、節電なんかどこかへ吹っ飛び、皆んなで大はしゃぎ、年末年始関係なく昼夜ご苦労されている医療関係の方や生活苦で大変な方もいるのに、そんなの関係ねぇ、のでしょうね。
視聴率さえ稼げれば、なんでもあり、本当に拝金教のようなマス・メディア、どうにかなりませんかね。
この年末年始、一昔前に言われた「おせち番組」を皆さんふるさとで家族揃って見ていらっしゃるのでしょうか? そうすると一家揃って皆愚民化まっしぐら、間違いない!(あれっ誰かのギャグ?)。
◆訃報相次ぐ
ところで、安倍元総理の他にも、今年も多くの著名人の訃報を目にしました。
- 元東京都知事で作家の石原慎太郎さん
- 燃える闘魂のアントニオ猪木さん
- 笑ゥせぇるすまんの藤子不二雄Aさん
- 笑点メンバーの6代目三遊亭円楽さん
- ご三家の一人西郷輝彦さん
- ファッション界の森英恵さん
- 同じく三宅一生さん
- ザ・ドリフターズの仲本工事さん
- 押すなよ〜の上島竜兵さん
- 元ボンドガールの島田陽子さん
- マサカリ投法の村田兆治さん
- アニソン界の帝王水木一郎さん
- 郁恵さんを残して渡辺徹さん
- 俳優のあき竹城さん
- 男はつらいよシリーズの常連・源ちゃんの佐藤蛾次郎さん
など(順不同)。もう書ききれません。
そして、海外ではエリザベス女王もご逝去されました。まさに女王陛下でした。
また、昨日、サッカー界のレジェンド、王様ペレの訃報が報じられました。ブラジルの優勝を見たかったに違いありません。残念です。
皆様のご冥福をお祈りいたします。
その昔、良寛和尚は、「門松は冥土の旅の一里塚、目出度くもあり目出度くもなし」と喝破したそうですが、明日、元日になると一つ年を重ねる一年の旅が始まります。旅はその後も続くのか、終わるのか誰もわかりません。
でも少しでも長く旅を続けようと足掻く自分がいます。思うても詮無きことは思わず、一日一日を大切に、マーイーカで生きましょう。
今年はこれでブログはお仕舞いです。明日からは気持ちも新たにまた駄文拙文を書いていきます。
皆様、ご愛読ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
終わり